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JINさんの陽蜂農遠日記

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2019.09.25
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カテゴリ:国内旅行
​​​​ーー​​​​が(その11)の散策ルート。


関東大震災により倒壊した『フランス領事官邸』は昭和5年に再建された。
フランス山は、かつて日本へ居留したフランス海兵隊の駐屯地であった。1863年06月から
1875年03月の期間、フランス海兵隊はこの山に兵舎を建てて駐留する。
その後、海兵隊当局がこの地区の借地権をフランス駐日外交代表部に譲渡し、1894年にフランス人
建築家サルダの設計により領事館と領事官邸が建設された。この時に作られた領事館は、
関東大震災で倒壊し、1930年にスイス人建築家ヒンデルの設計で再建されている。
しかし、この建築物も1947年に火事で焼失してしまう。
現在残されている廃墟は、この1947年の火事の際に焼け残った1階部分である。
サルダが設計した当時の領事館は、建坪約24m×18mの規模でレンガ造りの2階建て建造物
だったそうだ。



緑豊かなフランス山。



フランス領事官邸の遺構を過ぎるとすぐに愛の母子像が。


1977年(昭和52年)9月27日、横浜市緑区荏田町(現青葉区荏田北)に米軍機が墜落し、
母と幼い子2人が亡くなった。
子供2人は即死だったが、お母さんだけはしばらく意識があったと。
生前に海が見たいと話していたことから、設置された像。
乗員二人は緊急脱出してパラシュートで200m程の小山に脱出したと。



像の後ろから。



『寄贈者 土志田 勇 昭和60年1月17日 山本正道作』



『白き巨船きたれり 音も遠からず』。大野林火作。
大野林火は1904年生まれ。神奈川県出身の俳人という。近現代的で叙情あふれる作風。
俳句雑誌『浜』を創刊、次々と作品を発表した。昭和28年、俳人協会の会長に就任。
昭和48年に神奈川文化賞文学部門を受賞。昭和57年、79歳で亡くなったという。



フランス山に上水道が敷設されていなかったため使われていた井戸が残されている。
深さは30mで水を汲み上げるのに風車を利用していた。
整備前の井戸の写真がプレートとして張ってあった。



このレンガ造り井戸は、明治29年(1896年)のフランス領事公邸竣工時に、上水道が山手まで
敷設されていなかったために設置されたものです。水はすでに涸れていますが、井戸の深さは
約30mで、使われているレンガは、円形に積むために扇型をしています。
また公園整備の工事に際し、井戸の周囲から井戸水汲み揚げ用風車の基礎4基も出土しました。
右側に現状保存したのは、そのうちの一つです。
今回、かつてのフランス山をしのぶ貴重な遺構として保存整備を行いました。



井戸を覗き込む。



『港の見える丘公園 展望台』への木製デッキの遊歩道を進む。



目の前が開けてきて、『港の見える丘公園の展望台』に到着。



港の見える丘公園は、谷戸坂に沿うように元町から山手へと広がる細長い公園。
公園は山のすそ側(北西側)の「フランス山」、展望台のある中心部そして、
高台(南東側)の「ローズガーデン」があり、横浜市イギリス館、山手111番館、
大佛次郎記念館、県立神奈川近代文学館などを併設している。
横浜港やベイブリッジ、横浜の街並みを一望できる展望台は見どころ。



『ベイブリッジ』をズームで。



『横浜マリンタワー』。



『山手ローズテラス』。
港の見える丘公園に隣接する、ポートヒル横浜の1階レストラン 『山手ローズテラス』。
店内からは、昼も夜もベイブリッジを一望できる、とっておきのビュースポット。



『港の見える丘公園の展望台』の細い遊歩道を進むと『コクリコ坂からの舞台』の案内板が。
2011年の夏に公開されたスタジオジブリ、宮崎吾朗監督の映画「コクリコ坂から」。
「コクリコ荘」の存在する場所のモデルとされており、展望台の脇にはコクリコ坂の記念碑が。
宮崎吾朗監督直筆のイラストとサインの入った記念パネルが設置され、2012年3月22日に
設置式が行われたのだと。



映画内で主人公が毎朝掲げていた「安全な航海を祈る」という意味の
国際信号旗(U・W旗)を掲揚するポール。



再び『山手ローズテラス』。



『港の見える丘公園の展望台』の全景。



『イングリッシュ・ローズの庭』。



『イングリッシュ・ローズの庭』のバラはすでに終わっていた。
その先にあった建物が『横浜市イギリス館』。



『イングリッシュ・ローズの庭』案内板。



『横浜市イギリス館』に向かって進む。



ウィキペディアによると
1937
年に、イギリス軍駐屯地の跡にあたる現在地に鉄筋コンクリート構造地上2階・
地下1階建のイギリス総領事公邸として完成した。設計にあたったイギリス政府工務局
上海事務所は東アジアにおけるイギリスの在外公館の営繕を所管しており、1931年に
日本大通に開設されたイギリス総領事館(現 横浜開港記念館旧館)や東京の駐日英国大使館、
山口県の旧下関英国領事館、北海道の函館市旧イギリス領事館なども設計している。



この総領事公邸が完成した1937年に日中戦争が勃発し、194112月に日本がイギリスと
アメリカに宣戦布告すると両国の大使館員は日本の監視下に置かれた。
19423月にはマクビティ代理領事ら3人が収監され、主不在のまま終戦を迎えた。
1969年に総領事が本国に引き揚げた際に公邸の土地と建物が競売にかけられ、横浜市が買収した。
その後、港の見える丘公園の施設として「横浜市イギリス館」の名称でホールや会議室が
整備された。1990年には、横浜市指定有形文化財に指定されている。
2002年からは、2階の展示室と復元された寝室を一般公開している。



『横浜市イギリス館』正面玄関か?



入場無料とのことであったが、先を急ぐ。



そして次に見えて来たのが『大佛次郎(おさらぎ じろう)記念館』。



近づいて。
アーチ型の屋根と赤レンガの外観が一際目立つ館。



神奈川近代文学館、大佛次郎記念館への案内表示板。



港の見える丘公園の展望台の南側に広がる沈床花壇の奥にアーチ型の屋根と赤レンガの
外観が一際目立つ館。



大佛次郎の没後、遺族より蔵書や愛用品などの寄贈を受けた横浜市がそれらを収める施設として、
大佛次郎の作品「霧笛」や「帰郷」の舞台となった、横浜市の山手に記念館を建設、1978
(昭和53年)51日に開館した。
記念館はアーチ型の屋根と赤レンガが特徴的な2階建ての建物で、館内には大佛次郎が収集した
文献や雑誌、執筆のための素材や愛用品など、大佛次郎に関する様々な資料が展示されている。




『大佛次郎記念館』案内板。



愛猫家としても知られる大佛次郎が生涯愛した猫の置物が、帽子を被って。
生涯で500匹位上飼ったと言われる程の愛猫家であったと。



大佛次郎記念館の隣に日本初のワルツ(明治29年吉田信太作曲)唱歌 ​​『港』​👈リンク の
作曲碑があった。
楽譜も付いていたので見てみると、小学生の子どもの頃歌ったことのある歌か?
1 空も港も夜ははれて
  月に数(かず)ます船のかげ
  端艇(はしけ)の通いにぎやかに
  寄せくる波も黄金なり

2  林なしたるほばしらに
  花と見まごう船旗章(ふなじるし) 
  積荷の歌のにぎわいて
  港はいつも春なれや 



大佛次郎記念館に続く沈床花壇広場から。



大佛次郎記念館のすぐ横手に氏の横浜を題材にした代表作『霧笛』の名が付いた
『霧笛橋』を渡った先は『神奈川近代文学館』。



『霧笛橋』を渡る。



『神奈川近代文学館』。



『神奈川近代文学館』案内図。



『わたしのワンピース』50周年 西巻茅子展―子どものように、子どもとともに
が開催中であった。



2016年度末で図書約48万冊、雑誌約51万冊、肉筆資料(特別資料)約21万点以上、所蔵総数は
約120万点に達している。収蔵内容としては個人作家、収集家の業績を顕彰するコレクション
としての尾崎一雄文庫、中島敦文庫、大岡昇平文庫、井上靖文庫など40をこえる個人文庫を
有するほか、神奈川ゆかりの多数の作家の肉筆資料、書籍類、文芸雑誌を中心とする膨大な雑誌が
所蔵されているとのこと。



『神奈川近代文学館』を後にし『霧笛橋』を下から見上げる。




                              ・・・​もどる​・・・

                  ・・・​つづく​・・・





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Last updated  2019.09.25 00:00:18
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