JINさんの陽蜂農遠日記

2023/06/15(木)06:05

丸の内ストリートギャラリー(MARUNOUCHI STREET GALLERY)へ(その3)

JINさんの農園(2045)

前方に「特例都道 406 皇居前鍛冶橋線」との交差点が。 「千代田区皇居外苑」を起点とし「千代田区丸の内三丁目」を終点とする、延長 760 mの 短い道路。 「特例都道」とは、道路法第89条により、特別区の区域内だけに認められた都道で、 道路法第7条の認定基準によらず、関係区長と協議し、都議会の議決を経て認定した道路。 国土交通大臣との協議は、必要ないのだ と。 横断歩道の先右手にあったのが「丸の内パークビルディング」と「丸の内ブリックスクエア」。 「丸の内パークビルディング」の低層部に商業ゾーンとして2009年に開業した 「丸の内ブリックスクエア」。 「丸の内コンフォート」をコンセプトに、高感度でこだわりのあるファッション・雑貨、日本初 進出のレストランなどが出店、黒を基調とした重厚で落ち着いたデザインとレトロな雰囲気が 魅力の商業施設。 その向かいにあったのが「ティファニー 丸の内店」。 時計を抱えているのはギリシャ神話に登場するアトラス。肉体派である。 この「東京国際フォーラム西」交差点を渡り、右折すると左側にあったのが 「三菱一号館美術館」の建物。 1894年にジョサイア・コンドルが設計した「三菱一号館」を忠実に再現した赤レンガ づくりの「三菱一号館美術館」。 明治期の銀行営業室を使用した趣あるカフェ「Cafe 1894」はおすすめ と。 右側には「新東京ビル」。 「東京国際フォーラム西」交差点を左折し赤レンガの「三菱一号館美術館」を見る。 「三菱一号館美術館はただいまメンテナンス中」と。 設備入替および建物メンテナンスのため2024年秋頃まで長期休館中 と。 「Digital Gallery デジタルで見る三菱ゆかりの逸品」案内板。 下記写真2枚はネットから。 曜変天目(稲葉天目) 国宝 建窯 南宋(12-13世紀)。 立体物は360°全方向からの高精細デジタル画像を保存。 拡大部分。 また三菱一号館と丸の内ブリックスクエアに囲まれた中庭の「一号館広場」にはバラやさまざまな 草木や噴水、オープンカフェが並んでいた。 左側にあったのが白の大理石の作品。 ⑲アギュスタン・カルデナス  キューバ-フランス  拡散する水 1977  カラーラ産白大理石 「アギュスタン・カルデナス (キューバ-フランス) Agustin Cárdenas (Cuban/French) 拡散する水 1977 Water Unfolding 公益財団法人 彫刻の森芸術文化財団蔵 Collection of Chokoku-no-Mori Art Foundation 主催 三菱地所株式会社 Organized by Mitsubishi Estate Co., LTD.」 【1927年キューバに生まれ、1955年にパリに移住しました。シュルレアリスムの最後の グループの一員であり、数多くの展覧会を開催しています。自身のルーツであるアフリカの 原始美術を思わせる造形志向と、官能的な叙情性のある作品は、人間とも植物とも連想できる ような、融合した造形を特徴にしています。この作品は広がる水を有機的に表現していますが 、生き物のような生命力も感じさせます。】 廻り込んで。 ⑱ヘンリー・ムーア イギリス  羊の形(原型)1971  ブロンズ 【ヘンリー・ムーアは世界の近代美術シーンを代表するイギリスの彫刻家です。ムーアの作品は、 自然の形態からアイディアを得ています。その制作の過程として、最初に小さなマケット (雛型)を作り、風景の中に彫刻を置くことを想定しながら中間サイズの「原型」へと 拡大させます。この原型から高さ5m70cmに拡大された野外作品は、イギリスのヘンリー・ムーア 財団が所蔵しています。展示している一号館広場はイングリッシュ・ガーデンがイメージされて います。】 「ヘンリー・ムーア (イギリス) Henry Moore (British) 羊の形(原型) 1971 Working Model for Sheep Piece 公益財団法人 彫刻の森芸術文化財団蔵 Collection of Chokoku-no-Mori Art Foundation 主催 三菱地所株式会社 Organized by Mitsubishi Estate Co., LTD.」 ⑰バーナード・メドウズ イギリス    恋人たち 1981    ブロンズ 【1950年、ドイツに生まれ、シュトゥットガルト州立美術アカデミーで版画と彫刻を学びました。 この作品は、ブロンズの表面が風景を映しこみます。凹面は風景(丸の内テラス)を光学的に 縮小した反転画像として反映し、凸面は風景(車道)を吸収するように見え、その曲率の最高点で 最も深い錯覚を示します。太陽光を受けて光り輝き、作品の中に空間が取り込まれ、一体になる ことを意識して制作されました。】 「バーナード・メドウズ (イギリス) Burnard Meadows (British) 恋人たち 1981 The Lovers 公益財団法人 彫刻の森芸術文化財団蔵 Collection of Chokoku-no-Mori Art Foundation 主催 三菱地所株式会社 Organized by Mitsubishi Estate Co., LTD.」 場所を移動して。 表面が鏡面のため周りの世界が映り込むので、外側から鑑賞しているのではなく、逆に作品の 内側から私たちが覗かれているような感覚を覚えるのであった。 反対側から。 そして三菱「一号館広場」の庭園・中庭を振り返る。 それぞれの彫刻作品の曲線に癒やされる空間なのであった。 ヘンリー・ムーア:ピースフルな彫刻「羊の形」。 次に訪ねたのが「丸の内仲通り」側にあった ⑧澄川喜一 日本  白のマスク 1969  ポリエステル樹脂 塗料 【日本の近代彫刻を代表する彫刻家で、東京スカイツリーのデザイン監修など環境造形も 手がけています。「白のマスク」は「MASK」シリーズの一つで、アフリカの仮面や日本の 甲冑への関心と、古代人の顔の復元に携わったことが発端となっています。 作品上部には凹みとノミ跡があり、有機的なかたちとシャープなフォルムが組み合わされて います。彫刻の内部の構造を表面に出したいという作家の意図がこめられています。】 ズームして。 廻り込んで。 「澄川喜一 (日本) SUMIKAWA Kiichi (Japanese) 白のマスク 1969 Mask of White 公益財団法人 彫刻の森芸術文化財団蔵 Collection of Chokoku-no-Mori Art Foundation 主催 三菱地所株式会社 Organized by Mitsubishi Estate Co., LTD.」 反対側から。 「丸の内仲通り」の歩いて来た方向を振り返る。 左手に「新東京ビル」、右手に「丸の内二重橋ビル」。 「丸の内2丁目ビル」前にあったのが ③H&P.シャギャーン 日本  Matching Thoughts 2022  ブロンズ 塗料 「H&P.シャギャーン  (日本) H&P.Chaguin (Japanese) Matching Thoughts 2022 作家蔵 Collection of the artist 主催 三菱地所株式会社 Organized by Mitsubishi Estate Co., LTD.」 【本作品はアンリ・シャギャーンとピエール・シャギャーンが2004年にウィーンで制作した 2枚の絵をもとに造られた立体作品である。当時の作品をベースに、単にビジュアルが目立つ だけでないものを目指した。現代アートとしてはマテリアルも古く、革新的な造形ではないが、 ディテールやそのなかに潜むエスプリに、2人が持っている近代彫刻へのリスペクトをどれくらい 込められるかが課題であり、この2体の彫刻に反映させている。それらを表現するための 作品素材として、扱いづらいモルタルを用い、その素材の変化する様も楽しみセッションを重ねた 作品制作の中には、互いへの信頼や共鳴がうかがえる。また、モチーフとなった二者の関係性や コミュニケーションは、見るものに委ねられるが、どんな鑑賞をも享受するような作家の思いを 感じる作品である。 「永遠の新人」として存在する2人のアーティストは、常に制作の原点を模索しながらアートの 可能性を追求している。】 そしてその先にあったのが、ラグビーボールを持つ選手の像。 この像は、「丸の内ストリートギャラリー(MARUNOUCHI STREET GALLERY)」の展示品では ないようであった。 「丸の内15丁目PROJECTRUGBY BENCH ART リーチマイケルMICHAEL LEITCH 所属/東芝ブレイブルーパス 生年月日/ 1988年10月7日身長/189cm 体重/113kg 血液型/ A型日本ラグビー界を代表する闘将。彼の力強さとラグビーのもつ躍動感をベンチアートで表現。 Team /Toshiba Brave Lupus   Date o fbirth/October 7,1988Height/189cm  Weight /113kg  Blood type /AThis piece of bench art depicting a renewned Japanese rugby leaguechampjon communicates his power and the excitement of the sport of rugby.」 丸の内1 5丁目PROJECT.は、ラグビー日本代表のオフィシャルスポンサーを務める三菱地所が、 ラグビーの様々な魅力に注目し、今までにない新たなラグビーの魅力を発信するプロジェクト です。2019年、ラグビー日本代表のパレードが行われた街・丸の内。 ラグビーが日本の文化として根付き、更なる発展を遂げる為に、この街を舞台に、にわかファンも コアファンも、丸の内15丁目住民として一緒にラグビーを盛り上げていきましよう。」 精悍な顔立ち。 後ろ姿を。 丸の内二丁目ビル前を進む。 その先「丸の内仲通りビル」前にあったのが ①舟越桂  日本  私は街を飛ぶ 2022  ブロンズ 塗料 【舟越桂は、日本を代表する彫刻家のひとりである。人物の頭部には、教会、本、並木道が 配され、記憶や思い、自然、個人の心の中にもある距離や空間的広がりを表している。 パブリック作品としての希少さもさることながら、着彩されたブロンズ作品としては自身の 初作品となる。作品が設置される場所の日の動きまでも考慮し着彩された人物像は、静謐さの 中にも華やかさと上品さを感じ、時間や季節の移り変わりと共に、街の喧騒と静けさに寄り 添いながら、通る人々に「記憶」や「想い」を語りかけるであろう。 Profile  1951年、岩手県生まれ。父は彫刻家・舟越保武。父の影響で彫刻家を志す。75年、東京造形大学 造形学部美術学科彫刻専攻卒業。77年、東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。 性別を感じさせない半身の人物像を特徴としており、2005年からは人間と動物との混交像 「スフィンクス・シリーズ」を手がけている。】 「船越 桂 (日本) FUNAKOSHI Katsura (Japanese) 私は街を飛ぶ 2022 I fly abobe the city 作家蔵 Collection of the artist 主催 三菱地所株式会社 Organized by Mitsubishi Estate Co., LTD.」 語りかけるように佇む人物の頭部には、教会、本、並木道が配され、それらは、記憶や思い、 自然、人が信じる道を表しているのだ と。 そして日射しの陰が青く表現されていた。 天候、時間によって変化する陽射しによって、様々な表情に変わっていくのだと。 頭部の、教会、本、並木道をズームして。 顔に近づいて。 後ろ側から。 さらに進むと「Marunouchi 2nd st.」、右手奥には「東京駅丸の内南口」が見えた。 次に訪ねたのが ④名和晃平  日本 Trans-Double Yana(Mirror) 2012 アルミニウム 【3Dスキャンしたポリゴンの表面にエフェクトをかけ、そのデータを再び実体化する 「Trans」は、2012年から続く彫刻作品シリーズ。人体モデルから読み取った情報が、 質量をもつ物質に還元される過程において、流動性のある三次局面が生成され、情報データと いう表皮をまとった立像が形作られます。影と実体、現実とヴァーチャルの境をさまよう 「Trans」は、虚ろなエネルギー体となって、現代における存在のリアリティーを問いかけます。 Profile  彫刻家/Sandwich Inc.代表/京都芸術大学教授 2003年京都市立芸術大学大学院美術研究科 博士課程彫刻専攻修了。感覚に接続するインターフェイスとして彫刻の「表皮」に着目し、 セル(細胞・粒)という概念を機軸に、彫刻の定義を柔軟に解釈し、鑑賞者に素材の物性が ひらかれてくるような知覚体験を生み出してきた。】 「名和晃平  (日本) NAWA Kohei  (Japanese) Trans-Double Yana(Mirror) 2012 作家蔵 Collection of the artist 主催 三菱地所株式会社 Organized by Mitsubishi Estate Co., LTD.」」 廻り込んで。 ズームして。                                ・・・​もどる​・・・                  ・・・​つづく​・・・

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