秋彩ルーマニア・ブルガリア8日間の旅へ(その21・10/28) ルーマニア:ブラショフを目指してブカレストを通過
『イワノボ岩窟教会群』への道で渡った踏切を渡り、ブルガリアからルーマニアへの国境を目指す。5号線に合流しここを右折して北上。広大な田園地帯の中を進む。そして左手にブルガリアとルーマニアの国境を流れるドナウ川(ダニューブ川)沿いを走る。『ルセ(Русе、Rousse)』の街の工場の煙突。ルセの街はブルガリアの北の国境であるドナウ川に面し、対岸にはルーマニアの都市ジュルジュ (Giurgiu)がある。ジュルジュとは「ルセ・ジュルジュ友好記念橋」(Rousse-Giurgiu Friendship Bridge)で結ばれている。 ブルガリアの首都であるソフィアからおよそ300km、ブルガリアの黒海海岸からはおよそ200km離れている。ドナウ川岸に港があり、ブルガリアの国際交易の一翼を担っているルセ州の州都。ブルガリア第5の都市。『PRISTA OIL, Blending Plant』のタンク群。5号線から"Stefan Stambolov"通りへと進む。下に見えるのが5号線。右側に見えたのはバス会社『Etap - Adress pls(ЕТАП - АДРЕСС)』のビル。ブルガリアの添乗員とも、もう少しでお別れ。"BULGARIA”通りを進む。ルセ(RUSE)の発電所『Ruse Iztok Power Plant』。ブルガリアの鉄道線路。この線路はルーマニアには繋がっていない模様。再び発電所を車窓左側に。ブルガリアの添乗員・コーニさんと別れの挨拶。そしてルーマニアとの国境ゲートに近づく。ブルガリア出国ゲート。人の姿は殆どなし。バス内部への係官のチェックはなし。橋の入口の両側にあった8本の円柱の柱を持つ塔。1952の文字が。『ドナウ橋 Podul Prieteniei Giurgiu-Ruse』を渡る。池の先に下水処理場が見えた。ドナウ川の静かな流れ。ドイツ南部バーデン=ヴュルテンベルク州の森林地帯「シュヴァルツヴァルト(黒い森)」に端を発し、概ね東から南東方向に流れ、東欧各国を含む10ヶ国を通って黒海に注ぐ重要な国際河川である。河口にはドナウ・デルタが広がる。全長は2,850 km。ドナウ河が西から東へと流れる間に、ドイツ、オーストリア、スロバキア、ハンガリー、クロアチア、セルビア、ルーマニア、ブルガリア、モルドバ、ウクライナの10カ国などを通り、ヨーロッパのライフラインとして、多種多様の人々・宗教・文化を調和のとれた形で結合しているヨーロッパのヴォルガ川に続く第2の大河・「美しき青きドナウ」。そしてドナウ川(ダニューブ川)中央の国境線を通過しルーマニア側に入る。ルーマニアの入国ゲートに向かって進む。入国・税関ゲートに向かって。左手にルーマニア国旗がはためく。ルーマニアの国旗は、1990年以後の民主政体下では、青、黄、赤の縦三色旗。 青は空、黄は鉱物・穀物、赤は国民の勇気・独立闘争を表すという。入国・税関ゲート。ここでバス内に係官が乗り込んできてパスポートのチェックとパスポートの提出。ブルガリア、ルーマニアはEU加盟国であるが「シェンゲン協定」に現時点では加盟していないのであった。「シェンゲン協定」とは、加盟しているヨーロッパの国家間において、出入国検査(国境検査)なしで国境を越えることを許可する協定のこと。よって出入国にはパスポート検査が必要なのであった。バスの下に停まった乗用車には係官が近づき、車の中、トランクの中までチェックが行われていたのであった。待つこと30分、漸くバスが動き出す。そしてロータリーにはルーマニアの首都「ブカレスト・ București」の文字が見えた。そして5号線・ブカレスト通りを進む。遠くに飼料工場?のサイロが。下を走るルーマニアの線路は単線。5号線から45号線が分かれる場所にあった歯車の如きモニュメントは。プロプショル(Plopșoru)の街並み。クレベディア川(Crevedia)を渡る。右手に『ミハイ・ヴィテアズール像 Statue of Mihai Viteazul(Statuia lui Mihai Viteazul)』。彼はワラキア王子、モルダビア王子、そしてトランシルバニアの事実上の支配者であった。彼はルーマニアの偉大な国民的英雄の一人と考えられている。19世紀の民族主義者にルーマニア統一の第一著者と見なされていた。 ワラキアに対する彼の支配は1593年の秋に始まったと巨大な墓地。牧草の緑が増えてきた。この塔は水道用の高架水槽か?更に牧草地帯が延々と拡がる。初めて見た?風力発電設備。ルーマニア南部を流れるアルジェシュ川(ARGES)を渡る。高圧線鉄塔が並ぶ。ジラバ(Jilava)の街にあった『正教会Church "St. Constantine and Elena" Jilava』。果物屋。ペンテコス派教会『Casa Inchinarii, Praise Chapel Romania』ブカレストの街に入ると高層?アパートが右手に。ショセアワ・ジュルジュルイ通りを北に進む。ルーマニアの黄葉も進んでいた。『墓地(Cimitirul Bellu Bucureşti)』『高等学校(Gheorghe Șincai National College』。反対側にあったのは共産党チャウシェスク時代のアパートであろう。ティネレトゥルイ通りを見る。ドゥンボヴィツァ川とその先にルーマニア国立図書館(Biblioteca Națională a României)。反対側には噴水広場と『議事堂宮殿 Palatul Parlamentului』。ズームで。これが『国民の館(議事堂宮殿)』。1980年代に、当時のルーマニア共産党書記長だったニコラエ・チャウシェスクが「宮殿」として造成した。建築物としては、ペンタゴン(延床面積616,540m²)に次ぐ世界で第2位の大きさを誇る。幅275m、奥行き235m、高さ84m、地上10階、地下4階建て、延べ床面積の総計は33万平方メートル、部屋数3107室、アメリカの国防総省(ペンタゴン)に次ぐ世界第二位の大きさを誇る巨大建造物で、建設費用は当時の日本円に換算して1500億円。そして車窓からピアツァ・ウニリイ通りの街並みを楽しみながら進む。『PULL&BEAR(プルアンドベア)』はスペインのナロンに拠点を置く衣料品およびアクセサリーのブランドであると。『𝄞Stradivarius』の大きな文字が。Unireaショッピングセンターの建物に『Stradivarius・ストラディバリウス』のロゴ。『𝄞Stradivarius』は、スペインの国際的な女性と男性の衣料品ブランド。 ・・・もどる・・・ ・・・つづく・・・