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カテゴリ:色々
数年前、我が家に、いや、私に突然起こった事変。 しかし、少なくとも僅かに予測はしていた。 漠然と予測し始めた頃から、身辺整理を始めた。 自作の本棚4本に大量に押し込まれた本。 本は宝物だと思っていた。 しかし、図書館で事足りると思えば、数十年かけて読んだ本とて、 ゴミ同然だと言い聞かせた。 一冊を覗いて放置した。 その一冊は古今亭志ん生の「びんぼう自慢」 大事にしていたレコード。 これもまたCDのレンタルでいつでも聞けると思えば惜しくは無い。 紙ジャケットのデザインはCDでは味わえないものだけれど。 ま、中にはボブディランの未発売の試作物もあったが。 ビデオもまた然り。 思い出の詰まった幼い頃からの小物や写真など、 思い出が残って居れば形は無くとも構わないと処分。 鍋、釜、布団、少量の服。 生涯続けていきたい羊毛との遊び道具。 折角覚えたPC。 これらを持って心機一転人生のやり直しを初めて数年。 大事なものが見えてきた。 友人、知人からの熱い心意気や応援の言葉。 形に表せない宝物が沢山あることに気づいた。 形のないそれらに恩返しをしたいとずっと頑張って来た。 形のないものを受け取った時にどういう形でお返しをしたらいいのかが解らない。 友人、知人には折々に感謝の言葉を返しても、 言葉では返しきれないと悩み続けて居る。 しかし、皆、一様に「お互い様だから」と言ってくれる。 有りがたいことこの上ない。 私自身が恩返しに納得がいったら、私の人生の終着点かもしれない。 がーーーーー、しかし、 人間と言うものは愚かなもので、 また、体脂肪の様に身の回りに生きるため以外の物が増えてきた。 強欲と言えばそれまでだが、乗り越えられそうな状況になると、 身の回りに物が増えている。 これを老後の楽しみと思えば良いのだろうけれど、 恩を受けた方々には申し訳ないと言う後ろめたさが付き纏う。 このままでいいのだろうか。。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.12.23 02:42:50
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