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![]() 「自転車のことなんか質問して」。世田谷区の樋内優子区議(29)=無所属=が6月、初めての区議会一般質問で、都市部の自転車の活用や安全対策を取り上げると、やゆする声を耳にした。 ![]() 3歳から同区に住み、大学時代、ミス世田谷に選ばれた。その経歴もポスターなどに記して、4月の区議選で初当選した。 「何ができるのか」「経歴だけで当選して」。そんな批判に対して「一つの個性だと思います」と反論する。 「ミス」の仕事を通して、地域のことに関心を持つようになった。公約に掲げる「高齢者に優しい街づくり」「安全な街づくり」という基本政策や、一般質問の「自転車」問題も経験を土台にしたものだ。 選挙という競争のスタートラインでは、「肩書」が有利に働く側面もあるかもしれない。しかし、「結局は議員として何をしたか、が大切。言動が注目されるだけに、自分を律し、向上心を高めようとするプラスの面もあります」と話す。 調布市議の真山勇一氏(63)=無所属=は元テレビキャスター。今春の市議選では、過去最高の9000票余りを集めて初当選した。 市民からの要望は、地域の問題から「他の人にはできないことを」というものまで様々。「すべてに応えようとするとパンクしてしまう」 「有名だから当選するという単純なものではない。有権者は候補者がまじめに取り組んでいるかどうか、きちんと判断していると思う」 タレント性について「多くの人に政治を身近に感じてもらえればいい」と話すのは、現在2期目の早川久美子・葛飾区議(36)=民主=だ。 サーフィンが趣味。現職の議員として、「戸惑い」ながらも週刊誌のグラビアに水着姿で登場したことがある。 本人や区議会事務局などに、「議員がこんなことをするなんて」という声が届く一方で、激励も寄せられたという。 普段から、服装やメークには気を使う。活動的な印象を有権者に与えるためだ。アメリカの政治家では一般的な「イメージ戦略」の実践を試みている。 「単に自分の票を伸ばすということではない。まず関心を持ってもらうこと。そういうことが理解されないと政治への関心は広がらないと思う」と話す。 朝日新聞より お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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