テーマ:好きなクラシック(2371)
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会社の顧客でもあり我が家のピアノの調律師でもあるW氏から案内されて、キタラの小ホールへ行ってきた。存じあげないピアニストの、オールブラームスリサイタルだったが、主役は噂に聞くファッツィオーリである。F278という型の出来立てのコンサートグランドによる演奏会は、ピアノの力量とピアニストの力量が一致していたとは言えず、物足りないものが残ったけれど、なるほど騒がれるほどのものはあるピアノではあった。
まだ新しいせいか、音がこなれていない或いはくたびれていないのはすぐわかった。イタリア製という先入観だけでなく明るく軽めの音色。ピアニストがもう少し強弱の表現の幅を持っていれば、もっと輝かしく、優しげに鳴るピアノだと思う。例えば田部京子のように雑味のないピアノ弾きで聴きたい。ブラームスばかりでなく、やっぱりショパンが聴きたい。モーツァルトやドビュッシーはどうだろうか?札幌で、この先このピアノによる演奏会は開かれるようになるのだろうか? 演目 3つの間奏曲 作品117、ピアノソナタ第1番 作品1 16のワルツ 作品39、ピアノ曲集 作品118 アンコール ラプソディ 作品79 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 16, 2017 06:04:18 PM
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