ひよきちわーるど

2015/12/10(木)11:35

うす雪ふりて

短歌(29)

今日家族と共に 再度 香寺の玩具博物館を訪れた。 行く途中 雪が仄かに舞った。 おもひでの心にとまる数なれや うす雪ふりて明ぼのの空               冷泉為尹 雪の欠片を見ると いつもこの歌を思い出す。 私はこの人の歌が殊に好きで 式子内親王、正徹と並び 大切に思う歌人の一人である。 心に何時までも残る思い出とは  どういうものだろう。 多くの思い出を築いたとしても いつかは全て消え去っていく。 あなたに出逢えたことも あなたを愛したことも

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