ひよきちわーるど

2013/07/10(水)18:28

遺しゆくもの

I love family(132)

現在、家中の大改造をしているわけですが これがなかなか終わりません。 仕事を抱えながらの改造ですので ほんの数日で終わるはずもなく。 またここ数日、いきなりの猛暑に襲われ 体調を管理するので精一杯。 ・・・家の中の整理をする中で気付いたことがあります。 もしも独り暮らしでしたら 比較的荷物も少なくてすむのですが 家族のモノも一緒に整理するとなりますと その労力も数倍にふくれあがります。 クローゼットの中を見てみましても そのほとんどは夫のもの。 そして納戸の中を占拠している段ボールの中には 娘の小さな頃の洋服、お絵かき帳、その他多くの作品。 本棚にしましても・・・独身の頃と比べますと 夫の本、私の本、娘の本と3倍にふくれあがっています。 食器にしましても然り。 理想を言えば、現在家の中にあるモノを削ぎ落とし、さらに削ぎ落とし 無駄なモノを一切排除するとなるのでしょうが このたび家の中を整理していまして ふと気付いたのです。 日常の暮らしの中、ノートの隅に書いた落書き 夫と娘の笑顔の写真  「絶対、あなたに似合う!」と言って半ば強引に購入した 夫のネクタイ、娘のカーディガン 私の誕生日に夫が贈ってくれた本 思い出の詰まったものは どんなに時を経ても 手放せない。 ある程度のモノは私の裁量にて保管、もしくは処分を決めるけれど 迷うものについては・・・・夫と娘に託そうと思います。 私に万一のことがあり 夫と娘が私のことを恋しく思うときには もしかしましたら娘は 私の愛用していたショールにくるまるかもしれません。 夫は 私の遺した落書きを見て 「面白い人だったなぁ」と呟くかもしれません。 ・・・今、私の手元にあるもののうち  一体何を遺せばよいだろう。 何を遺していけば 夫と娘の心の支えとなるだろう。 そんなふうに思うのです。

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