桑田真澄氏講演会「人間力の磨き方」
郡山市民文化センターで開かれた,桑田真澄氏の講演会に行ってきた。演題は「人間力の磨き方」実質30分程度であったが,大切なのは努力すること,結果よりもプロセスであることの持論をこれまでの生い立ちの中から展開した。また,なかなかユーモアのある話し方をする人であり,テレビで見ていた桑田真澄氏とは印象が違った。相手選手をやじったことがない,他人を蹴落とすことは大嫌いという人柄に感服した。☆★☆★☆★☆★ 講演のメモ ☆★☆★☆★☆★(中学生まで)・小学生から中学生の初めくらいまでは落ちこぼれ。・中学では最初は230番くらいとかなり下の方。・勉強し始めたところ少しずつ成績が上り, 努力することがたまらなく楽しいと思えるようになった。・勉強ができるようになると野球の練習にも身が入るように。(PL学園入学後)・清原選手と出会い,コンプレックスを抱く・辞めるつもりで母親に相談・「自分の持てる力を最大限に出しなさい!」と叱咤激励・身体の大きさはいまさら変えようがない。どうしたら自分の色を出せるか。・自分にできることを努力することに。(巨人入団後)・当時は落合博満,山本浩二,衣笠幸雄,掛布雅之,バース,岡田彰布,真弓明信が現役。・1年目で2勝するも自信を喪失・アリゾナへ派遣され,オフの日にチームメイトとグランドキャニオンに出かける。・大自然を前に,3年間でやれることは全てやり尽くすと誓う・朝はトレーニング,夜は勉強(生理学・解剖学・栄養学・トレーニングの理論)の日々・倒れても倒れても起き上がる「だるまさん」が心の支えに(質疑応答)Q:これからの人生でやりたいことは。A:野球に恩返しをしたい。指導者として選手を育てたい。ジャイアンツの監督も夢。Q:背番号18にふさわしい選手は今の巨人では誰か。A:今は思い当たらない。人間的にも素晴らしく,今までの18番に+αしてくれる人を望む。Q:桑田氏の考える「人間力」とは何か。 A:一人の人間として,また男として胸を張って生きていけること。Q:尊敬する人は誰か。A:たくさんいる。野球界では,藤田元監督が亡くなられてしまったので,今は王監督。 入団する際,色紙に「努力」と書いてくれた。自分の一番大事にしている言葉。