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2012.05.27
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カテゴリ:維新伝心

                      一つ前に戻ろうかいのう!!

現代・龍馬伝 (589)       女性達の明治維新 (15)

山本登喜子(山本権兵衛の妻)

山本権兵衛という人がいた。「日本海軍の父」といわれている人で、彼がいなかったら、日露戦争も勝てなかったかもしれない。

豪傑、山本権兵衛に終生愛された女性こそ、登喜子夫人である。素晴しい伴侶に出会えたからばこそ、日露戦争に勝利したのだと思う。

登喜子夫人の内助の功が無ければ、日本はロシアの植民地になっていたかもしれない。

登喜子夫人は、海相夫人、首相夫人として社交界に出る機会はいろいろとありはしましたが、その他には派手な場所にはいっさい顔を出さず、誓約書を守り、もっぱら家庭の人として内助の功を積み、子女の教育に専念します。

登喜子夫人は遊女あがりであった。

一目ぼれした山本権兵衛は登喜子夫人を足抜け、つまり遊郭から拉致させるのであった。

実に痛快である。

明治十一年の暮れのことだ。海軍少尉山本権兵衛は、同輩とともに品川遊郭に登楼してはじめて登喜をみた。

彼女は越後から売られて来て、見世(みせ)に出てまもない遊女であったが、そのあえあかな美しさは、権兵衛にとってまさに「雪女郎」という言葉を彷彿させた。

その容姿の哀艶さのみならず、彼女の持つ天性の利発さとふしぎな純潔さが、一夜にして権兵衛の心を鷲づかみにしたのだ。

登喜は彼より八つ下、そのとき数えで十九歳であった。

~この娘をこんなところには置けぬ!と、彼は心にさけんだが、さて貧乏少尉にむろん身請けの金などはない。

工面するにも何も、もう一晩でも捨て置けぬ気持ちであった。彼は急遽作戦をたてた。

そして、その翌日に登喜を脱郭させた。~むろん当時の遊郭は、容易に遊女が逃げ出せない仕組みになっていた。

吉原には四方に高い塀と堀をめぐらし、大門にはたえず監視の眼がひかっていたが、
品川も一方が海となっているほかは、これも三方見張られていたことはいうまでもない。

それを権兵衛は、海から救い出したのだ。弟の盛実を登楼させて、登喜を庭に連れ出してもらい、同時刻、築地の海軍兵学校から持ち出したカッターに、仲間の将校や水兵をのせて漕ぎ寄せて、まんまと彼女を遊郭から消失させたのであった。

登喜を盗み出したのみならず、権兵衛はそのまま彼女を妻とした。
しかも、そのとき彼は、郭(くるわ)から来た花嫁に誓約書を与えたのだ。

一、夫婦はたがいに礼儀を守る事。
一、夫婦むつまじく生涯たがいに不和を生ぜざる事。
一、夫婦たるの義務を破るにあらざれば、いかなる事実あるも決して離縁を許すべからず。
一、一夫一婦は国法の定むる処なれば、誓ってこれに背かざる事。」等。~登喜にもよく読めるように、漢字にはみな漢字にはみなフリガナをつけた誓約書であった。
これを読みあげられて、登喜はただ嗚咽した。

(途中、略)

四十六年後の昭和八年三月、すでにいくたびか総理大臣、海軍大臣などを勤めた八十二歳の山本権兵衛は前立腺ガンで病床にあったが、それまで看護にあたっていた妻の登喜子が姿を見せなくなったのを怪しみ、妻もまたガンでたおれて臥していることを聞いた。

やがて彼は、椅子に坐ったまま運ばせて、病床の妻を見舞った。妻は涙をたたえながら、感謝の眼を枕頭に移した。

そこには、はるか明治の昔、夫が祝言の夜、自分に与えた例の「誓約書」が黄ばんで置かれてあった。

権兵衛は妻の長年の労苦をねぎらい、永別の敬礼をして去った。
登喜子は三月十日に死に、十二月八日に権兵衛もこの世を去った。

その日から八年後の同じ十二月八日、彼が心血をそそいで作りあげた日本海軍は滅亡の航海へ旅立つ。

素晴しい夫婦愛ではないか。


 

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Last updated  2012.05.27 09:46:04
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