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2007/09/21(金)09:00

広島佐々岡、ヤクルト鈴木健引退

野球(994)

広島佐々岡引退、球団が申し入れ受諾  広島佐々岡真司投手(40)がついにユニホームを脱ぐ決断をした。19日、球団に現役引退を正式に申し入れ、了承された。カープ一筋18年。91年の優勝にエースとして貢献するとともに、その後の厳しい時代を支え続けてきた。昨年は8勝を挙げて復活したが、再びつらいシーズンを送っていた。先発、ストッパー両方で歴史に名を刻んだ138勝、不世出の大投手だった。  ついに栄光の背番号18に別れを告げるときが来た。すでに球団から事実上の戦力外通告を受けていた佐々岡は引退の意思を球団に伝えた。背番号と同じ18年目のピリオドだった。  長く待ち望んだ1軍復帰は残念ながら「引退試合」で果たすことになる。7月29日の巨人戦。2回0/3を6失点でKOされて以降、2軍で厳しい練習を積んできた。投げ込みも何度か行い「だんだん良くなってきている。上に上がる前に2軍の試合で投げれれば。チームのためになりたい」と意欲を見せた時期もあった。だが、チーム事情も絡み、あきらめざるを得ない状況に追い込まれた。  10月6日、本拠地最終戦の横浜戦が引退試合になりそうだ。球団幹部は「彼は大変な功労者。カープに残した功績は計り知れない。しっかりとした形で送り出してあげないといけない」と話す。華々しい実績を残した右腕にふさわしいセレモニーが催される。  歴史に名を残す投手だった。浜田商からNTT中国を経て89年ドラフト1位で入団。1年目から先発、抑えに獅子奮迅の働きをみせた。最大のハイライトは入団2年目の91年だった。17勝で最多勝、最優秀防御率、沢村賞、そしてリーグMVPなどあらゆる賞を獲得。カープを優勝に導いた。優勝を知る広島ただ1人の現役投手だった。  99年5月の中日戦では広島史上3人目(4度目)のノーヒットノーランを達成。昨年は江夏豊に次ぐプロ野球史上2人目の先発100勝&100セーブを達成した。先発と抑えの両方でトップクラスの成績を残した証し。佐々岡の高い能力を表す数字といえる。  次第に本来の力を発揮できなくなったが、引退覚悟で臨んだ昨年は8勝と完全復活。チームでただ1人先発ローテーションを1年間守り、ベテランらしい安定感した投球を繰り返した。ただ今年8月に40歳を迎えた右腕は、体力的にも技術的にも、限界を感じながらの毎日だった。同い年のパイレーツ桑田の奮闘ぶりや復活劇に「刺激を受けた」と話していたが、最後は状況を冷静に考え、潔く身を引く決断を下した。  記憶にも記録にも残る、偉大な右腕だった。カープに残した足跡はとてつもなく大きい。一つの時代が静かに終わりを告げようとしている。 ヤクルト・鈴木健が今季限りで引退  ヤクルトの鈴木健内野手(37)が今季限りで現役引退することが20日、分かった。今季は代打、DHなどで25試合に出場も打率・077と低迷。7月27日に出場選手登録を抹消されて以降は2軍暮らしが続いていた。球団は来季契約を結ばない方針で、20年目のベテランも「自分の腹は固まっている」と周囲に話している。  鈴木は高校通算83本塁打の実績を引っさげ、浦和学院から87年ドラフト1位で西武に入団。95年に三塁の定位置を獲得し、97年は巨人に移籍した清原(現オリックス)の後継者として4番に座り、打率・312、19本塁打、94打点でベストナイン、最高出塁率に輝くなどリーグ優勝に貢献。西武の黄金時代を支えた。03年に金銭トレードでヤクルトに移籍し打率・317、20本塁打、95打点でカムバック賞とベストナインを受賞した。引退後については未定という。

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