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テーマ:タイガース党(8266)
カテゴリ:阪神2007
ほんとびっくりでした。
水島さんの漫画の話のよう こういう選手が活躍してくれたらうれしいですね。 “超ビッグ”な隠し玉!4巡目・黒田は駒大中退の契約社員 ビックリの4巡目指名。一度あきらめた黒田の夢がかなった “サプライズ指名”だ。阪神は19日、大学・社会人ドラフト4巡目でシャンソン化粧品の黒田祐輔投手(21)を指名した。MAX149キロの速球が魅力だが、昨年秋に駒大を退学した無名の長身右腕。シャンソン化粧品の契約社員として働きながら、一度あきらめたプロの夢をかなえた。 一度はあきらめたはずだった。しかし突然開かれた夢の扉-。21歳の青年は驚きと、とまどいが入り交ざった表情で現れた。 「(指名されることは)今朝、知りました。うれしいというよりも、びっくりしています。プロは目標ではあったけど、実現できるとは思っていなかったです」 一度、野球は辞めた。静岡高の3年時、黒田は一塁手で2番手投手だった。駒大に進学したが、2シーズンで0勝。さらに2年の秋(昨年)には師と仰ぐ太田誠監督の勇退。「熱心に誘ってくれた監督がいなくなって、心の支えがなくなった。(自分の成績は)期待に応えられていないし、もう駒大に迷惑はかけられない」と退部を決意、と同時に退学した。 しかし、両親や友人たちからの励ましもあって、実家のある静岡に戻り、母校の静岡高で再び練習を再開。さらに静岡高野球部後援会長で、シャンソン化粧品の川村社長から「うちで働きながら野球を続けるないか」と勧められた。 同社に野球部はなかったが、契約社員として、お茶の工場に出向。朝の9時から午後2時半まで20キロの茶葉袋をトレーに積む作業を1日300回繰り返す。「最初はきつかった…」。仕事と母校での練習を続けた。 MAXは149キロ。1メートル90の長身から威力のある直球を投げる右腕に「高校から注目していたし、大学の試合も見ていた。(退学したと聞いて)お忍びで見にきていた」と阪神・菊地東日本統括スカウト。ほぼ1年間、実戦から遠ざかっているものの、その潜在能力をかねてから注目していた阪神は4巡目指名に踏み切った。 「阪神は甲子園という日本一すばらしい球場を持っている。あのマウンドに立てると思うとうれしい。力でねじ伏せるピッチングをしたい」 “サプライズ”は指名だけでは終わらせない。必ず聖地のマウンドで躍動してみる。一度あきらめた栄光を、最高の舞台で必ずつかみ獲る!! ■黒田 祐輔(くろだ・ゆうすけ)投手 ★うまれ&からだ 1986年(昭和61年)5月1日、静岡市生まれ、21歳。1メートル90、85キロ。右投げ右打ち。50メートル走6秒0。遠投110メートル ★球歴 小3から野球を始め、静岡高では2年夏に甲子園出場。3年の夏は県大会3回戦で敗退。駒大に進学も2年の秋に中退。大学通算0勝。MAX149キロの速球にスライダー、フォーク、シュート ★好物 ラーメン、うどんなどの麺類 ★苦手 レバー ★趣味 寝ること ★好きな科目 家庭科 ★苦手な科目 数学 ★好きな言葉 『放下着(ほうげちゃく)』。駒大・太田誠前監督の造語。「下着すら放り投げて、余計なことは考えずに目の前のことに集中しろ」という意味 ★家族 父・哲司さん(58)、母・由紀子さん(54)と姉・麻祐子さん(24) ★さっそく指名あいさつ 阪神は4巡目指名直後、さっそく、菊地東日本統括スカウトが静岡市のシャンソン化粧品本社を訪れ黒田投手の指名あいさつを行った。本人は練習に向かい不在だったため、常木副社長と面談。「1年間のブランクがあるのですぐに(活躍できる)というわけにはいかない。でも身体能力は高いので、しっかり体をつくって来年か再来年には出て来てほしい」と菊地スカウトは期待を込めた。 ■黒田指名のいきさつ 阪神は黒田を指導するアマ野球関係者から推薦を受けた菊地東日本統括スカウトが極秘調査を続けていた。他球団もリストに挙げていたが、黒田が来春から関東の社会人に入社することが内定して撤退。だが阪神は粘り強く調査を続け、本人のプロ志向をキャッチして指名に踏み切った。黒田は駒大を2年で中退したが、順調に成長すれば4年になる来季はドラフトの目玉になっていたと言われる逸材だった。 ■シャンソン化粧 1946年(昭和21年)創立の総合化粧品メーカー。グループ会社があり、宝飾品の販売やお茶の製造、不動産業も行っている。黒田が契約社員として働くのは同社のグループ会社「シャンソンティーワールド」。また62年(昭和37年)創部の女子バスケットボールチームは、日本選手権で優勝14度を誇る名門。野球部はない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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