なんてこったい。。。
ホンダ「8耐」撤退…二輪レースも大幅縮小
2009.1.23 05:00
F1世界選手権からの撤退を昨年12月に発表したホンダが、二輪でも最高峰のモトGPを除く全レースから撤退・縮小する方向で検討を進めていることが22日、分かった。自社傘下の鈴鹿サーキットで行われる国内最大規模の「鈴鹿8時間耐久レース(8耐)」も含まれ、金融危機と新車販売の低迷は、二輪にまでも影響が及んだ。
F1撤退に際して「インディとモトGPは継続」としたホンダが、モトGP以外の10あまりの二輪カテゴリーで、レース活動を大幅に縮小する方向で調整に入った。同社広報は「現在、検討中です。結論は今月末に出る見込みです」と説明した。メーカーが直接チームを作って参戦する「ワークス」活動を大部分の二輪レースで中止し、今年のレース活動費を前年比で半減させる方針だ。
モトGPは「商品開発や販売にも直接的な影響が出る」(関係者)ため継続するが、他の二輪レースから撤退すれば、約30億円の経費削減になるとの見方もある。
ホンダは1959年の初参戦からモトGPで通算623勝(前身のカテゴリーを含む)。さらに鈴鹿は、同社が二輪車開発のため62年に建設したサーキットで、鈴鹿8耐は同社モータースポーツ活動の“代名詞”にもなっている。
日本のメーカーは世界ラリー選手権(WRC)やモトGPからも相次いで撤退している。さらにホンダの活動縮小が現実となれば、内外の他メーカーにも大きな影響を与えかねない。