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テーマ:タイガース党(8268)
カテゴリ:阪神2009
阪神、序盤の猛攻で8得点!連勝中の川井攻略 2009.8.6 23:12
開幕から負けなしだった川井を、序盤で打ち崩した。阪神は一、二回で8点を奪い、試合を早々と決めた。 先制点は金本のバットから。一回1死一、二塁で甘く入ったスライダーを右越えに適時二塁打。史上13人目の通算4千塁打を達成し「これからも一つ一つ積み重ねて、もっと上を目指して頑張ります」。主砲の偉業達成に「自分も続こうという気持ちだった」と、弟分の新井にも気合が入った。初球の138キロをとらえ、左翼線に適時二塁打を放った。 その後もブラゼル、桜井が連続二塁打。結局、一回にプロ野球記録にあと1と迫る4連続二塁打で5点を奪った。二回には再び新井。2死二、三塁で11号3ランを左翼席にたたき込んだ。 この日3安打6打点の新井は「(本塁打は)うまく押し込むことができた。みんな、勝つという気持ちだった」。足の上げ方、打席内での立つ位置、バット。不振を極め、打撃フォームから道具まで試行錯誤を続けた日々がようやく実を結び始めた。3連敗を免れ、中日に一矢報いた。新井は安堵(あんど)の様子で「勝てて良かった」と話した。 阪神・真弓監督 (快勝に)「選手が頑張った。選手に聞いてあげて」 阪神・ブラゼル (一回に適時二塁打)「追い込まれていたので、コンパクトにいった。うまく打つことができた」 阪神・桜井 (一回に適時二塁打)「みんながつなげてきたので、僕もどうにか続こうと思った。(カウント)0-3で思い切っていった」 虎4連続タイムリー二塁打!桜井も決めた アグレッシブな姿勢が猛虎の歴史に名を刻んだ。一回一死二塁。4点リード。カウント0-3。マウンド上で青ざめる川井と対峙した。山脇守備走塁コーチから送られるサインに『待て』のメッセージは入っていない。真ん中高め直球。桜井が見逃すはずがなかった。 「積極的にいこうと思っていた。思い切っていきました。いい結果が出てよかったです。みんながつながっていたので、僕もどうにか続こうと思っていました。勢いを止めたくなかったです」 何度も踏みつけられたナゴヤドームの二塁ベースが泣いていた。金本、新井、ブラゼル…。あと1人、ツーベースを放てば球団新。もちろん、背番号51は“M1”を知るはずもなかったが、遊撃・井端の頭上をライナーで越えた打球は、左中間を真っ二つ。4者連続二塁打が決まった瞬間だった。 「3連敗はできないんで」。同一カード3連戦となれば、5月中旬の神宮以来となる屈辱だった。そして、もうひとつのホンネ。「自分はレギュラーじゃないのでね。1打席1打席を大事にしていきたいです」 赤星&関本は故障。平野が中堅にまわることで二塁と右翼。この2枠が激戦区となっている。「7番・右翼」は2日前は桜井が務め、前夜は林。真弓監督は判で押したように対右投手なら左、対左なら右をぶつけた。五回先頭でも左前に弾き返し、出場23試合ぶりとなる今季3度目の猛打賞。和田打撃コーチが目を細める。「これからは右投手のときでも、こういうかたちでやってほしい」 首脳陣をホッとさせた5打席。実はその根幹となる下半身にも秘密が隠されている。それはスパイクの中。特別仕様の厚さ数ミリの底敷きだ。先日、フィット感に満足できず、修理した。頼まれた球団関係者が証言する。「細かな違いもすぐにわかる選手」。道具を大切にし、ケアを少しも怠らない。だからこそ、野球の神様は見捨てない。 「これをつづけていきたい」。桜井の目つきがさらに鋭くなっていた。 猛虎爆発!新井6打点で中日・川井を粉砕 阪神は初回から中日先発の川井を攻め、4連続二塁打などで5点を先制すると、二回には阪神・新井が3点本塁打を放ち加点した。新井は六回にも犠飛を放つなど、3安打6打点と大暴れだった。先発の久保は大量リードに守られ、8回2失点。 中日先発の川井は6回13安打9失点で今季初黒星を喫し、開幕から続いていた連勝記録が11でストップした。 花束を抱え、両手を挙げて声援に応えた。通算4000塁打に到達させた記念の一打で、打線を“爆発”させた。猛虎の主砲・金本のバットが、試合開始直後の猛攻を呼び込んだ。 11連勝中の中日先発・川井の立ち上がりを攻めた。一回一死から大和が中前打で出塁すると、川井がボーク。鳥谷が四球で歩き、一、二塁のチャンスを作ると、金本がカウント2-3からの6球目を振り切った。右翼フェンスにワンバウンドで当たる適時二塁打で1点を先制。同時に史上13人目となる通算4000塁打に到達した。 球場全体から大きな拍手で祝福されると、広報を通じて「(記録については)知りませんでした。これからも一つ一つ積み重ねて、もっと先を目指して頑張ります」とコメントを寄せた。 金本の快音に引っ張られるように、打線が続いた。一死二塁から新井が左翼線へ弾き返すと、続くブラゼルは中堅フェンス直撃打。最後は桜井が左中間を真っ二つ。4者連続の適時二塁打で一気に5点を奪い、試合の主導権を握った。 二回も勢いは止まらない。二死二、三塁で、新井が左翼席へ11号3ラン。7試合26打席ぶりとなる一発に「いい感触で打つことができました。よかったです」と声を弾ませた。新井は六回の一死一、三塁では右犠飛を打って1点を追加。広島時代の2006年8月19日の横浜線(横浜)以来、自己最多タイとなる1試合6打点をマークして勝利を引き寄せた。 阪神・久保、自身の誕生日を白星で飾る! 阪神の久保は8回2失点、自身5連勝で6勝目を挙げた。 序盤からの大量援護にも「0-0のつもりで投げました」と久保。七回まで無失点で、前回登板での完封に続く好投を見せた。だが「もっと(強気に)いかないといけない」とボール先行が目立った投球を反省した。 この日が29歳の誕生日。「もっといい形で迎えられたら良かった」と最後まで威勢のいい言葉は出なかった。 阪神・金本、4000塁打達成も「もっと上目指す」 王や野村、長嶋、清原ら歴代の強打者が名を連ねる中に加わった。阪神の金本が史上13人目の通算4000塁打を達成した。 一回1死一、二塁。フルカウントから川井のスライダーをとらえる。ライナー性の鋭い当たりは、右越えの先制適時二塁打となった。塁上で花束を受け取っても、表情は崩さない。個人記録に関心を示さない金本らしく「(記録は)知りませんでした」と淡々とコメントした。 後半戦は甲子園での6連戦でスタート。守備でまずいプレーがあった金本は連日、志願してノックを受けた。シーズン中はめったに見られない光景に、山脇守備・走塁コーチは「不安もあったんやろう。それを取り除こうとしていた」。打撃でも試合後、一人ベンチ裏に残って素振りを繰り返す日が続いた。夏場に体重が落ちないように、6月には集中的に筋トレを行うこともあった。すべてにおいて、不安を取り払う作業をいとわない。 「これからも一つ一つ積み重ねて、もっと上を目指して頑張ります」と金本。41歳はまだまだ歩みを止めない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Aug 9, 2009 09:47:33 AM
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