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テーマ:タイガース党(8269)
カテゴリ:阪神2010
金本、復活の決勝2ラン!阪神が3連勝
阪神は金本の2ランで2点を先制し、投げてはスタンリッジが今季初完封。投打がかみ合いチームは3連勝で首位・巨人から離れず0・5ゲーム差を死守した。 オールスター前最後の3連戦は、甲子園での広島戦。運も虎に味方した。広島の先発ジオがアクシデントで五回途中に降板し、金本が2番手の岸本から右翼席へ9号2ランを打ち込んだ。 「もう、先制点、先制点。今季一番の当たりでしたね」 4日連続の「6番・左翼」で先発出場した金本は、147キロの直球を完ぺきにとらえた。この試合のチーム初安打が先制弾。6月27日のヤクルト戦(神宮)で史上13人目となる450号を放って以来の一発で、チームを鼓舞した。 広島の変則右腕・ジオとは今季初対戦で「(球が)クロスして入ってくる。ゴンザレス(巨人)みたいなイメージ。左打者は(打つのが)難しい。カットボールの回転を見たら、どうしても振り遅れてしまう」と和田打撃コーチ。警戒の上を行くような投球をされたが、緊急降板で変わった流れを、昇り調子の主砲が逃さなかった。 前日18日のヤクルト戦(神宮)で守備復帰後初の安打。「1本出たことで、明らかにスイングが変わった。またやってくれるでしょう」と和田コーチが予言した通り、本拠地に戻った途端に復帰後初アーチ&初打点をマークした。 先発のスタンリッジは被安打2の好投。今季初完封で6勝目を挙げた。五回からは5イニング連続で三者凡退に抑える素晴らしい投球だった。 首位・巨人に0・5ゲーム差の2位阪神は、これで3連勝。巨人がデーゲームで勝っていただけに負けられない一戦だったが、金本とスタンリッジがチームを救った。 虎・金本お帰りV弾!奪首宣言も出たァ! アニキ復活弾! 阪神・金本知憲外野手(42)が五回に決勝の9号2ランを放った。左翼スタメン復帰後初アーチで、チームも3連勝。貯金を今季最多の「12」に伸ばした。首位・巨人とは0・5ゲーム差を死守。鉄人からは前半残り2試合での奪首宣言も飛び出した。 地鳴りの歓声とスタンディングオベーションに包まれ、金本が甲子園の真ん中を悠然と走った。宿敵に食らいついて離れない。3安打で価値ある1勝は、復活を告げる主砲の豪快な決勝弾が、つかみとった。 「今年一番の当たりでしたね。甲子園は格別? そうですね。ベース一周は照れ臭いというか、恥ずかしかったです」 アニキの笑顔がお立ち台に帰ってきた。スタメン復帰4戦目。甲子園で左翼につくのは4月11日のヤクルト戦(甲子園)以来、99日ぶりとなる“凱旋試合”を、自ら飾った。 「無死で走者が出たんで、この回一気につぶそうと。投手は代わったけれど、変なことは考えず絶対にこの回に点を取るんだと思っていました」 四回まで完全に抑えられていた先発・ジオが右肩違和感で、五回無死一塁で緊急降板。一死後、打席に立った。カウント0-3から迷わず振ってファウル。岸本の5球目。内角147キロをとらえた打球が強い浜風を切り裂き、弾丸ライナーで右翼席に突き刺さる。17試合ぶりの9号2ランは、甲子園では4月11日以来の復活弾となった。 「神宮もでしたが、久しぶりに左翼を守ってめちゃくちゃ緊張しました。緊張して顔が引きつっているところを見せたくなかったんで必死に顔を作ってましたね」 百戦錬磨の主砲でも、自然と顔がこわばる緊張感。それでも前日18日のヤクルト戦(神宮)で逆転を呼ぶ二塁打を放ち、聖地に戻れば千金弾。完全復活の声に、「いえいえ。まだまだ全開とはいえないですが、迷惑をかけたくないので1日1つは仕事をしたいです」と謙遜も、打撃は着実に本来の姿に戻りつつある。 真弓監督も「心配ないというか、頼りになっています」と最敬礼。当初は休みながら出場の方針だったが「いけるところまでいこう」と球宴まであと2試合も“完走”させる。守備での右肩不安は残るが、その打撃は、G追撃に欠かせない。 広島で96年、阪神で08年と2度、巨人の逆転Vに屈した金本。96年は江藤、08年は新井。共通するのは主軸の離脱だ。役者が揃ってこそ強いGを倒せる。それを身をもって痛感してきた。今年は忌まわしい過去とは違う。大きな戦力として、自らが戦線に帰ってきた。 3連勝で今季最多貯金12。巨人との0・5差を死守。「昼に巨人が勝っていたんで絶対に負けられないと思っていました。あす、あさって、『抜きたい』と思います」。力強くファンに誓った。前半戦で抜き、そして一気に突き放す。Vのシナリオは、金本復活とともに描かれる。 虎・鳥谷、やっと梅雨明け17打席ぶり打 待ってましたアニキ、ホッとしましたアナタの1本。鳥谷が17打席ぶりの安打。猛虎打線の中で、遅ればせながら梅雨明けの快音を響かせた。 「それまで正面に打球が飛んだりというのが、何球かあったんで(抜けてよかった)」 3打席無安打で迎えた八回の第4打席。二死走者なしから、広島の4番手・林の真っすぐをとらえ、左前へはじき返した。16日のヤクルト戦(神宮)の第1打席以来となる『H』マーク。チーム3本目のヒットに、安堵の表情を浮かべた。 予兆は漂っていた。第1打席の遊直。第2打席の中飛は、野手の正面を突くライナー性の当たり。運はなかったが、しっかりと球をとらえてはいた。 試合前練習ではティー打撃の際、和田打撃コーチと下半身を意識したスイングを反復した。夏場の疲れからか、無意識に上半身に頼るフォームを矯正。その効果はテキメンだった。 「打てなくても守備とか、そういうところで貢献しようと思っていますんで」 走守も武器とする万能型リーダー。だが、先頭打者の『攻』は、チームに欠かせない。あすからの、そして後半戦へ向け弾みがつく1打だ。 後に控える2番・平野、3番・マートンが好調。金本もスタメンに帰ってきた。だが、ワンピース足りなかった。1番の復調が、重量打線を超ド級重量打線へと進化させる。 「(あすに)つながってくれたら、いいですね」。当たりも戻って、笑顔も戻った。あとは5月2日の首位へ。頼れる背番号「1」が3連勝のチームに、さらに勢いをもたらす。 阪神・平野、足で“3分の1”稼いだ! 平野が貴重な“3分の1”だ。チームの放ったヒット3本の内、虎のガッツマンが1本を足で稼いだ。六回一死から、遊撃への内野安打で出塁。「先発を攻略したかった。2打席目に(セーフティバントを試みて)揺さぶろうとしたんだけどね。3打席目でヒットが出て良かったよ」。勝利にホッとした表情を浮かべつつも、さらなる高みを見据えていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 21, 2010 06:56:40 AM
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