霧島山・新燃岳で噴火続く、警戒レベル引き上げ
新燃岳から上がる噴煙(26日午後5時30分頃)=鹿児島県霧島市提供 気象庁は26日、鹿児島・宮崎県境にある霧島山・新燃岳の火口周辺警報を発表し、「噴火警戒レベル」を入山規制のレベル3に引き上げた。
警報の対象地域は宮崎県小林市と鹿児島県霧島市。気象庁では、火口から約2キロ・メートルの範囲で、弾道を描き飛散する大きな噴石などに警戒を呼びかけている。また、風下では降灰や小さな噴石、降雨時には泥流や土石流への注意が必要という。
気象庁によると、新燃岳では、同日午前7時31分に小規模な噴火が発生。その後も噴火が継続し、次第に規模も大きくなっている。午後3時30分頃から灰白色の噴煙が火口から上空1500メートルまで上がり、今後、さらに活動が活発になる可能性があるという。