HIRO.F's Scrawl

2020/07/30(木)17:49

2006年の鈴鹿8耐 その2

鈴鹿8耐(590)

写真も、むちゃくちゃだな~ この頃は、何で撮影してたんだろうか?? QV-2800UXみたいですね。。。 光学ズームだけは、すごいカメラだったけど。。。 トイストーリーが来てたときだったなぁ。。。 Honda陣営の10連覇がかかった真夏の祭典、鈴鹿8時間耐久ロードレース(鈴鹿8耐)。#11 セブンスター ホンダ 11の玉田誠選手がMotoGPドイツGPで転倒事故に巻き込まれるという不運から左ヒザのじん帯を痛めてしまい、翌アメリカGPは出場できたものの、ケガのダメージは大きいと見られていた。また、#7 セブンスター ホンダ 7の高橋裕紀選手が事前テストで左手を骨折してしまい、鈴鹿8耐参戦が絶望的とった。そこで、開幕直前の7月26日に#7 セブンスター ホンダ 7には清成龍一選手と玉田選手、#11 セブンスター ホンダ 11には岡田忠之選手と出口修選手という体制変更の発表が行われた。  玉田選手のケガは完治していないものの、本人の情熱と清成選手のサポートによって力を発揮できると判断。玉田選手自身も「現状でできる最大限の努力をして、10連覇に貢献したい」と誓っていた。清成選手はイギリススーパーバイク選手権で現在ランキングトップに浮上して絶好調でもあり、昨年に続く2回目の勝利を目指す。今年から導入された国別対抗戦「FIMカップ エンデュランス・オブ・ネーションズ」には、日本代表として清成/玉田組が挑むことになった。また、岡田選手は余裕の表情で「JSBに乗りなれている出口君とは強力なペア」と出口選手への信頼を示した。出口選手は「岡田さんと組める幸運を生かしたい。新生出口を見せます」と気合満点だ。  レースウイークの水曜日、セブンスター ホンダ陣営は設営を終え、ピットワークの練習を開始。木曜日には気温36℃、路面温度55℃を超える猛暑となった。特別スポーツ走行の開始早々、転倒者が続出した。清成選手も転倒してしまうが、大きなダメージはなく、その後の走行をこなした。タイム計測される公式練習では、総合トップに手島雄介選手/鎌田学選手組(#48 F.C.C. TSR ZIP-FM Racing Team)。2番手に小西良輝選手/安田毅史選手組(#101 TOY STORY RT RUN'A & HARC-PRO.)。3番手に山口辰也選手/徳留和樹選手組(#04 仮面ライダーカブト Honda DREAM RT)、徳留選手は転倒した際に左肩を脱きゅう、左手甲を打撲してしまう。4番手には辻村猛選手/伊藤真一選手組(#778 F.C.C. TSR ZIP-FM Racing Team)、5番手に清成/玉田組、6番手に青木宣篤選手/渡辺篤選手組(#12 スズキ)、7番手に亀谷長純選手/武田雄一選手組(#9 ホンダドリーム チーム桜井ホンダ 9)、8番手に浜口俊之選手/菊池寛幸選手組(#044 ウイダーホンダ学園 D.D.BOYS)、9番手に中須賀克行選手/中冨伸一選手組(#21 ヤマハ)、10番手に岡田/出口組。13番手に森脇尚護選手/レオン・キャミア選手組(#19 モリワキ MOTUL レーシング)となった。  金曜日から計時予選が開始された。上位10チームが土曜日の「トップ10トライアル」に出場する権利を得られるため、白熱した予選となった。午後には雨が落ちるなど不順な天候となるが、小西選手がトップタイムを記録。小西/安田組が暫定ポールポジションを獲得した。2番手青木/渡辺組。3番手にコーリン・エドワーズ選手/芳賀紀行選手組(#45 ヤマハ)、4番手に辻村/伊藤組。5番手に手島/鎌田組、6番手に藤原儀彦選手/大崎誠之選手組(#39 ヤマハ)、7番手山口/徳留組、8番手に中須賀/中冨組、9番手に清成/玉田組、10番手に岡田/出口組、11番手に森脇/キャミア組、12番手に亀谷/武田組となった。  トップ10トライアルは1周のタイムアタックでグリッドを決める。清成選手が自己ベストを更新するすばらしい走りでトップタイムを記録したが、そのタイムを伊藤選手が超えた。伊藤選手は4年連続8耐ポールシッターとなり、通算6度目のPP獲得は歴代最多記録となった。3番手は小西/安田組、4番手手島/鎌田組、5番手中須賀/中冨組、6番手青木/渡辺組、7番手エドワーズ/芳賀組、8番手岡田/出口組、9番手山口/徳留組、10番手藤原/大崎組のオーダーでスタートが切られることになった。  決勝日も晴天となり猛暑となった。決勝朝のウオームアップのトップは伊藤/辻村組、2番手に清成/玉田組、3番手にエドワーズ/芳賀組、4番手岡田/出口組で、ここまでが2分10秒台を記録した。  決勝スタートでホールショットを奪ったのは清成選手。オープニングラップのS字出口で森脇選手が追突されて転倒、続いてヘアピンでエドワーズ選手と亀谷選手が接触転倒。レースは清成選手、伊藤選手、岡田選手、安田選手が続き、トップ集団を形成する。首位を走る清成選手が17ラップ目にイレギュラーのピットイン。ガス補給、前後のタイヤを交換してコース復帰した。大きくポジションダウンするが、驚異の追い上げで3番手までばん回して、34ラップ目に玉田選手にバトンタッチした。  トップは伊藤/辻村組が安定したハイペースで飛ばし、2位以下を少しずつ引き離し始める。2番手は小西/安田組がキープ。3番手には岡田/出口組がつけたが、49ラップ目に青木/渡辺組に先行されてしまう。その後、清成/玉田組は先行するマシンをかわして3番手まで浮上する。だが、清成選手がシケインで転倒、すぐにコース復帰するが7番手までポジションダウン。その後は青木/渡辺組が3位を守り、岡田/出口組は4位で周回を重ねた。岡田はトップライダーの貫禄十分のしっかりとした走りを見せ、現役ライダーと互角に渡り合った。出口は突然の参戦ながら、安定した走りを貫き岡田選手に確実にバトンを渡した。  134ラップ目、清成/玉田組は5位まで再び順位を上げた。日が傾き、路面温度が下がると清成選手は170ラップ目に2分9秒818のファステストラップを記録する走りを見せる。ハイペースで飛ばし、周回遅れをかわしてグイグイと疾走する清成選手の走りに、観客の目はくぎ付けになった。玉田選手も周回遅れを巧みにさばくライディングを随所に見せ、MotoGPライダーのプライドを見せた。清成/玉田組のポジションは5位と変わることはなかったが、そのポテンシャルの高さを示し続けた。  首位を守る辻村/伊藤組は、16ラップ目から214ラップ目のチェッカーまで、誰に脅かされることなく周回を重ね、初の勝利を得た。2位には小西/安田組、3位には青木/渡辺組が入った。4位に岡田/出口組。5位に清成/玉田組が入り、国別対抗戦の日本代表として参加した2人は、トップとして表彰された。6位にはケガの痛みに耐え、我慢の走りをつらぬいた徳留選手とそれを支えた山口選手が入った。7位には須貝義行選手/ジョシュア・ブルックス選手組(#18 チームヨシハル四日市&K1RACING)、8位には松戸直樹選手/鶴田竜二選手組(#5 カワサキ)、9位手島/鎌田組、10位にグウェン・ジャバニ選手/イゴール・ジャーマン選手/セバスチャン・スカルナト選手組(#07 ヤマハ)となった。転倒後マシンを修復して復帰した亀谷/武田組は、18位でチェッカーを受けた。浜口/菊池組は、転倒後にエンジニアを務めるホンダ学園の生徒たちが懸命にマシンを修復するも、規定完走周回数に一周足らず未完走扱いとなった。

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