積木くずしの後は、かなり悲惨だったのをやってましたね。。。
御冥福を、お祈りいたします。
1985年には仙道敦子主演によるドラマの続編の放送が決定していたが、穂積由香里が覚醒剤取締法違反で逮捕され、個人事務所の閉鎖など、さまざまな影響を考慮して制作が白紙となった。その代替作品が「'85年型家族あわせ」である。
その後の穂積は妻と離婚し、由香里はたびたび逮捕を繰り返した。そのことは主として続編に描かれている。
2004年に実質完結篇となった『由香里の死 そして愛 積木くずし終章』はそれまで明らかにならなかった真実などが書かれており、これを基に出版から約1年後の2005年9月に「積木くずし真相 〜あの家族、その後の悲劇〜(フジテレビ)」というタイトルで舘ひろし・杉田かおる・安達祐実主演によってドラマ化された。前編はいじめによって非行に走る娘と両親の戦いの日々を描き、後半は積木くずしの大ブームと社会的影響。娘の逮捕、両親の離婚、母の自殺、そして娘の突然死を描き、高視聴率を獲得した。
2012年には、穂積が「積木くずし終章」の後日談を書き綴った『積木くずし 最終章』(2012年3月、駒草出版 ; ISBN 4905447070 / ISBN 978-4905447078)を発表した。同年にはテレビドラマ版が中村雅俊・石野真子・高島礼子・成海璃子主演でフジテレビ系列にて放送された(本作で穂積に該当する役を演じた中村は、本格デビュー作品となる『われら青春!』(1974年放送)で、穂積が教頭として勤務する私立高校の新人教師役を演じている)。
「積木くずし」著者、穂積隆信さん死去 胆のうがん、87歳
穂積隆信さん
味わい深い脇役として活躍した俳優で、娘との葛藤をつづったベストセラー「積木くずし」でも知られた穂積隆信(ほづみ・たかのぶ、本名鈴木隆信=すずき・たかのぶ)さんが19日、胆のうがんのため神奈川県内の病院で死去した。87歳。静岡県出身。生前の本人の希望で遺体は献体され、葬儀・告別式は行わない。
俳優座養成所を経て、1959年に今村昌平監督「にあんちゃん」で映画デビュー。野村芳太郎監督や山田洋次監督らの作品で、特徴のある役柄を演じ印象を残した。
テレビでは72年の「飛び出せ!青春」などの学園ドラマで、神経質だが憎めない教師役で親しまれた。洋画やアニメの声優としても活躍した。
私生活では一人娘由香里さんの非行と更生までの経緯をつづった「積木くずし~親と子の二百日戦争」を出版。約300万部のベストセラーになり、ドラマ化されて大ヒットするなど、社会現象を巻き起こした。
以後もテレビや舞台で活動を続けたが、2003年には由香里さんに先立たれた。