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路地通信ーグルメ英語

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2012年10月25日
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カテゴリ:カテゴリ未分類

毎日、やるべきことをやらずに過ぎていく~

なんとなく不安だ~

でもしょうがないかなあ。

私ってけっこうなまけ者なんだなあ~

やれやれ。

で、今日は「I」です。

A: Was the restaurant good?

B: Yes. The most of all the floor was immaculately clean. No stains, no spots, no marks, no bread crumbs on the chairs either.

A: That's the proof of the good restaurant.


A: そのレストランよかった?

B: よかった。まず第一にちりひとつなく床がきれい。汚れも傷もシミもないし、椅子の上にパン粉も散らばってなかった。

A: それはよい店の証拠だね。


ということで、「I」は「immaculately」「まったく汚れ(または欠点)が無く」とか「まっさらに」
という形容詞です。

確か、マドンナがそういうアルバムを出していませんでしたか。

Immaculateで穢れないとか汚れていないとか純潔とか、ともかくまっさらな、という意味。

不動産の宣伝とかにも使います。新築同様にimmaculate condition (完璧な状態)とかいって売り込む。


長年香港に住んでいますが、

どうしても慣れることのできないのに、給仕の仕方、というのがあります。

食べ終わると同時、というより、最後の一口を口に持っていったと同時に、

ウエイトレスの手が私の皿にかかっている。

そして、まだ口の中でもぐもぐやっている間に皿はさげられる~。

最後の一口って、大事じゃありませんか。

大事に取っておいた、その一瞬を楽しむ人も多いと思うけど。

ところが、下手に一番食べたい部分を最後に残しておいたりすると、

もう、ほとんど食べ終わってるからいいだろう、って感じで、皿を持っていかれてしまう。

その時、素早い運動神経で、止めることができればいいんだけど、

いつから見張られていたんだ?みたいな素早さでどこからともなくやってきて持って行ってしまう。

口の中にはものが入っていたりすると、言葉で制することもできない (こっちの人は口の中にものが入っていても、平気で大口開けてしゃべるけど)

で、ウエイトレスさんやウエイターさんの腕をつかむのもなんである。

結局、持っていかれてしまう。

これほど中途半端に食事が終わって味気ない思いをすることはない。

どうも給仕全般のアイデアが違うみたい。

食べ物で汚れた皿をいち早く取り除いてやるのが親切と思っているのかも。

それに、ビュッフェとか飲茶とか、中国式の食べ方はみんなでシェアするようなのが多い。

そういう時に、次の食べ物に行きたいだろうから、皿は変えてあげるのは親切。

でもねえ、

西洋料理店でも同じことされる。

高級店でも、給仕係が中国系の人の場合は心していないと駄目である。

一皿4千円のものを食べているのに(物価高の香港ではけっこうこのくらいの値段は普通)

最後に取っておいた大事な一口を、さっと持っていかれてしまう。

ワインも、最後の最後までチーズと一緒に味わっているのに、持って行ってしまう。まだ3ミリも残ってるのに・・・

とくに、飲み物を持っていくときは、たとえ水でもいいから代わりのドリンクを置けよ!

と、怒鳴りたくなる。

後、もう一つ、日本人(じゃなくても、けっこう文化的なところから来ている人ならだれでも)に

気になるのに、

高級な店でも汚い、というのがある。

物の使い方が雑だから、いろんなものが傷ついている。

端っこまで掃除しないからいろんな所の掃除が行き届かない。

さらに、掃除する人と、表の仕事をする人が、階級制度みたいに分かれていて、

日本やアメリカでは、給仕する人はお店やそこで出す食べ物に誇りを持っていて、それを気持ちよく食べていただくために給仕をするのであるから(少なくともそういう教育)

誰かのテーブルの下や、椅子の上に、前の人の食べかすがかっ散らかっていたら、

給仕さんが急いできれいにしてくれるのは普通。

でも、ここでは、お給仕の人は掃除係りじゃないから、そんなことしない。

テーブルクロスを置いたり、テーブルナプキンを置くのは彼らの仕事だけど、

前の奴がかっ散らかした食べ物の後をかたすのは彼らの仕事じゃないんだね、きっと。

また、こっちの客っていうのが、よくかっ散らかして食べるわ。

どんな高級な店へ行っても、座る前には椅子を引いて、

その椅子の上に食べ物が落ちてないか、要チェック。

間違えて座ると、せっかくの外食のために着ていったお出かけドレスが、べちょっと汚れます。

こっちの人を見ていると、お客さんは

テーブルの上のパン粉とか、絶対に触らない。自分で片付けるなんて考えはない。

給仕の人も触らないことが多い。

掃除係が呼ばれて、ほかのテーブルの上を掃除して、そのテーブルのごみが付いている布巾(雑巾かも)で、

私の座るテーブルの上をふき取ってくれるよ。

きったねええええ。バイ菌を撒き散らす行為のようにも見える。

はい、そうです。

香港は小汚いです。

それもすべて、掃除という大事な仕事を馬鹿にして、最下層の人たちに押しつけているから。

物をきれいにすることほど、大事な仕事はないのにね。

はあ~。

なんか一気に日頃のうっぷんを書き綴ったなあ。

で、ずっと前に、アメリカ人の偏屈シェフがやっているお店を取材させていただいた時、

彼は私と同じように感じていたみたいで、

自分の店の床がどれだけきれいか、そして、彼の受けてきたクリナリーの教育で、それがどんなに大事なことか、

はたまた、安い中華料理屋の床がどれだけ汚くて、あんなところで食べるのは豚がえさを食うのと同じだ、
と、
記事にすると「大変清潔で手入れの行き届いた店内」という一文にしかならない内容のことを、

本当に熱意をもって話してくれた。

外国で暮らすんだから、いろいろ慣れなければならないけど、

中には神経をやられるなあ、と思わせられる違いもあって、

多くの日本人が、「汚い、なんて、馬鹿にするようなことを言っちゃいけない。上から目線でものを言っちゃいけない」と考えて、

言いたいことも言えずに我慢していると思う。

でも、汚いものを汚いというのは、別に事実を観察して述べてるだけ。

それに、

ここが香港人の素晴らしいところだが、

事実を述べるとけっこう納得して聞いてくれる。怒ったりしないよ。

だいたい、きれいに生活するのが上から目線だと思ってないもん。

きれいにするためにあんなに努力して、なんとまあ、無駄なことだ、と思われてるだけだと思う。

掃除が嫌いな人から見れば、掃除をしなくちゃいけない人ってかわいそうな人たちなのかも。

う~ん、ものがきれいになっていくのって、気持ちいいと思うけどなあ。

とは言え、

最近は香港も、かなりきれいになってきていると思います。

古くてぼろい建物自体が減っているからね。

日本だって、古いがゆえに見栄えの良くない建物の中にあるレストランもけっこうあるしね。

ただ、40年間、掃除し続けたけど、古くなりましたっていう汚さと、

まだ10年しか使ってないけど、黒くなったガムみたいのがへばりついてたり、あらゆるものが脂ぎっていたり、という汚さと、

なぜか人間はその汚さの違いを見てとる能力があるように思えます。

しかし、その能力は私をノイローゼにさせるだけかも。

どこかのえらい先生が「日本人は清潔になりすぎて弱くなっている」とおっしゃったとか。

もっと香港人を見習って、小汚く暮さなくっちゃね。












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最終更新日  2012年10月25日 14時42分56秒
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