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カテゴリ:おすすめ映画
今日は韓国の映画「北京飯店」を見ました。
何気なく見始めたんだけど、これが結構深い…。 今、自分が大切に思うこととリンクするところも多かった。 特に食の業界にいる人たちにはぜひ見てもらいたいな。 早く安く簡単に出来て売れるからといって伝統を無視して物作りをしてはならないのでは ないか?と考えさせられます。 お話は韓国の庶民の味、チャジャン麺(中国の炸醤麺=ジャージャー麺がルーツ)をめぐる いろいろな人たちの苦悩、伝統の大切さを考えさせられるヒューマンドラマといった感じ。 印象的だった台詞 「料理は人が作るのではなく自然が作るのだ」 そうそう、日本でも昔ながらの梅干、お味噌やお醤油なんてものは自然の力、 お天道様や発酵菌が作ってくれるんだもんね。人間はそのお手伝い。 そんな謙虚な気持ちを大切にしなくては。 ゆっくりじっくり自然の力がおいしさを引き出し、またそれを食べることによって 穏やかな気持ちにもなれるのではないかな~。 簡単!早い!の化学物質に頼りすぎるのもどうかと…。 「火をおそれるな、自分が火になれ」 料理を習っていた頃、強火を恐れてはいけないと言われたことがあります。 焦がしたら大変!という思いからつい火を弱めることがあるけど きちんと火入れをしなくてはいけないときはしっかり強火で素材に力を込めなくてはいけません。 そんなこんなで静かな感動の後、あ~晩ごはんどうしよう…。 今日買ったELLE a tableをパラパラとめくっているとウーウェンさんのジャージャー麺の 作り方が載っている…材料表を見てみると…あら、全部家にあるな…これってもう作るしかないよね?! というわけで粉をこねこね、味噌をまぜまぜ…。 ジャ~ン、麺も自家製のジャージャー麺。 きゅうりがなかったのできぬさやで。これに蒸したキャベツを添えて よーく混ぜて食べたらおいしかった! 肉味噌が濃い目の味なのでキャベツの甘味ともよく合います。 あわてて作った割には麺ももちもちで好評でした。 今見ていたものがすぐに食べられるなんてすごく幸せなこと。 ちなみに本場韓国のチャジャン麺は見た目真っ黒。 食べるときもお箸を両手に一本ずつ持ってよーく混ぜてから食べるので あまり美しい食べ物とはいえない…故に素敵なお相手とは食べないとか…。 そして4月14日はブラックデーと呼ばれ恋人のいない人たちが真っ黒な服を着て 真っ黒なチャジャン麺を食べてお互いのさみしさを癒す日なんですって。さみすぃ~。 でもそんな人同士が盛り上がって恋人になることもあるそうなので…ホッ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.04.01 00:55:26
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