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これ、今読んでますがはまってます。
食道楽(上) 村井弦斎 著 明治時代に報知新聞に連載され、当時もっとも売れたといわれる小説。 春夏秋冬にわかれ和洋中600種以上もの料理が登場し 明治の日本の様子や食生活、人々の心のあり方なども描かれいます。 物語としても、大食いの文学士「大原」と料理上手な友達の妹「お登和」との 婚約に至る前の一波乱などクスッと笑ってしまう場面もあり気楽に読み進めます。 報知新聞は明治5年創刊、135年以上もの歴史のある新聞社。 29代総理大臣の犬養毅が入社していたり、大隈重信が提携、 日本初の女性記者・羽仁もと子を輩出など多くの偉人伝も…。 その偉人の一人、村井弦斎は明治36年報知新聞に「食道楽」を連載し たちまちベストセラーになりました。 日本人の食生活の向上をうったえ 「小児には徳育よりも智育よりも体育よりも食育が先」など まるで現在にもそのまま通じるようなことを説いていたのです。 「食育」という言葉を100年以上前から提唱していたとは驚き。 その後、玄米食や断食の研究をはじめ 木食(木の実や豆・蕎麦)、生食(ローフード?!)、天然食(草や虫とか食べちゃう) なんてことも試み、竪穴式住居を作って暮らすなど 晩年には奇人扱いされてしまったこともあったようですが その心には共感できることが多くあり 健康食の追求と苦悩には深く考えさせられました。 詳しくは3月2日まで県立神奈川近代文学館にて 企画展「食道楽の人・村井弦斎」で原稿や書簡などが公開されてます。 現代においても「食道楽」に学ぶ事は多くありそうです。 そしてお知らせ… 19日付スポーツ報知にお魚レシピを掲載しています。 アジの簡単でおいし~い料理をご紹介 歴史ある新聞に連載させていただき光栄です☆ 感謝 おまけ:文学館にいた猫と娘がにらめっこ 読んでくださってありがとうございます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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