2005/05/19(木)17:04
ほのぼの観光客
今日は取引先の人が中国からの帰りにオフィスに立ち寄られたので、
久しぶりに飲茶を食べに行ってきた。
メールでは頻繁にやりとりさせていただいているし、電話でもよく話しているのでなんとなく、こんな人かな?というイメージを持っていたのだが、実物を見てみてそれがぜんぜん違っていたので一人でフフッと笑っていた。
思っていたよりもずっと若くてハンサムな人でちょっと嬉しかったりして…
アメリカの大学を卒業されているのでいろいろとお話を聞かせてもらい、楽しい食事となった。ちょうど休みで娘も同席していたしね。でも娘はなぜかアメリカに興味がないようで質問などしなかったけれど、彼の留学までのいきさつを聞いて非常に驚いていた。
食事をしていたら、ちょうど隣の席に男性ばかり7人ほどがぞろぞろとやってきた。
顔を見ると日本人のようにも見えるし、香港人っぽい人もいるし、最近は香港人が日本人に近づいているようで見分けが着きにくくなっている。でもやっぱり日本人かな?と思ってみていると、ウエイトレスが彼らに「どのお茶にしますか?」と聞いている。
でも彼らの反応がおもしろいほどに何もない。ウエイトレスはもう一度「どのお茶にする?」と繰り返す。でもやはり微動だにしない。全員…
あきれはてたウエイトレスが「できないのかな?」とぼそっとつぶやいている。
日本人に決定だなと思ったので、「どのお茶にしますかって聞いているんですよ。」と教えてあげた。そしたらお茶の名前は最初から決めてましたって感じで「あっ、ポウレイ茶」と答えた。ウエイトレスはわかったって感じですぐにお茶を持ってきた。
でもここはローカルなレストラン、ウエイトレスはついでくれないんだよね。
でも7人は二つの急須を前にしてだれもお茶を入れようとはしない。
おせっかいなおばさんのようだけれど、ふたをあけて、「こちらがお湯で、こちらがお茶ですよ。お茶がなくなればこのお湯を足してもいいけど、ふたをずらしておけば新しいお湯を入れてくれるから」と教えてあげる。
そして点心紙の記入の仕方などを教えてあげた。何が食べたいかはきっと勉強しているんだろうと思って見ていると、やっぱり紙を出してきてメニューが書いてあったので、きっとそういうのをたのんだんだろう。
私たちが昼からビールを飲んでいると、あちらのテーブルでもビールを頼もうとしている様子。でも「ビア」という言葉がなぜか通じない。結局私たちが飲んでいるのと同じものを4本頼んであげた。
まあテーブルを見た感じでは、いろいろとオーダーできていたみたい。
うちのスタッフが「あの人たち学生なのかな?なんでこんなローカルなレストランに来たのかな?」などと聞くので、私は、「ひょっとしたら前にこのレストランの名前を某掲示板に書いたことがあるからそれを読んできたのかな?それだったらすごいなあ。」と興奮していたんだけれど、最後に聞くと、どこかのホームページにこの店の名前と、有名な魚の形をしたマンゴープリンがのっていて、それを参考にしてきたことがわかった。「な~んだがっくり。」
観光客ほのぼのしていていいな。
言葉の通じないのって不安だけれどここ香港なら大丈夫。
これがアジア以外のどこかの国だったら不安がいっぱいで、どないしょうどないしょうって思うだろうけれど、場所がアジアってだけで緊張は少ないよね。
どっかで同じアジアの人っていう安心感があるのかもしれないな。
特に中華圏では言葉が通じなくても筆談っていう技があるものね。
どうか彼らが残りの香港旅行も思いっきり楽しめて、楽しい思い出いっぱいで日本に帰ってくれますように。
いつも香港の愚痴ばっかり言ってるけど、やっぱり香港を好きになってもらいたい。
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