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テーマ:最近観た映画。(40067)
カテゴリ:映画
久しぶりに映画を見てきた。 私には珍しく中国語のアクション映画である。 「JetLiが出てる」というのがたった一つわかっていたことで、 映画のタイトルさえ知らなかった。 さてこの映画のタイトルにある霍元甲は実在した人物で、中国では武術のヒーローとしてすごく有名な人だ。 同じタイトルでいくつも映画が作られているらしい。 でも私は知らなかった。 とても強い武術家の息子として生まれた元甲少年は、父親のように強くなりたいと願っているのにもかかわらず、持病のため練習することをとめられている。 それでも強くなりたい気持ちは抑えられず、勉強をしないでカンフーの練習ばかりしている。 ある日、一番強いと信じて疑わなかった父親が、自分の目の前で決闘に敗れる。 次は年月が経っており、病気を克服した元甲は願いどおり町で一番強い武術の達人になっている。 挑戦状が届けばすべて受け、百戦錬磨の強さだ。 しかし、自分が一番と信じている元甲は親から受け継いだ家も財産も散在してしまっていて、人間として尊敬されるような人物ではない。 思ったとおり彼の人生は悪い方へ転がっていく。 これって最後まで書いていいのかな? いいよね。 だって どうもこの人のお話って「最後は日本人に毒殺される」というのが定番の終り方らしいから。 今回の映画も最後はそうだった。 そうそう戦いの相手として中村獅童が出ているのだ。 まあ 彼らしい役だったわ。(毒殺する人ではないよ) 霍元甲のこと何にも知らないからとりあえず調べてみた。 そしたら、この人は本当に武術の達人だったし、映画にあったようにイギリス人のオブライエンという強い人と戦ったのも本当だったみたい。 欧米人が中国人はみな弱いってイメージを植え付けようとしたため、それに対抗する意味で精武体操学校というのを設立した。 でも若い頃から肺が達者ではなかったらしく(映画で体が弱いというのはここから来ているようだ)、それなのに若い頃に気功の練習をしすぎて余計に肺が悪くなってしまい、結局43歳で病死している。 中村獅童と戦う前にお茶を飲むシーンがあるのだが、これはどうも実話らしい。 結局、霍元甲は中国のヒーローとして語り継がれ誰かが書いた小説に、最後は日本人に毒殺されると書いてあったがために、今ではそういう終り方が定番になってしまったようだ。 ソースはここ ブルース・リーの「ドラゴン怒りの鉄拳」では師匠が日本人に毒殺され、 その復讐のため日本人のところへ乗り込んでいくというのが筋書き。 霍元甲から続いていたんやな。 知らんかった… さて、ジェット・リーやけど、これが最後のアクション映画って言われているんだけれど本当かな? アクションはいつ見てもすごいな。 でも顔がだめ。 演技は調子のいい中国人のおじさんのところは最高。 こんなおっさんいてるよなあって感じだ。 途中でウルルン滞在記に出てくるような少数民族の村が出てくるんだけれど、 そこに出てきた女性が料理を作るシーンが妙にエロチックで気持ち悪かった。 弁髪とすらっとした中国服に身を包む中国人たちはなぜかすごくかっこ良く見えた。今からでもああいう格好をしたらいいのにとまじで思ってしまった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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