宮じいさんの花紀行

イタリア旅行(12)

※イタリア旅行(12) -2002.11.20- <四日目>

サンタ・クローチェ広場ではすでに明かりが灯り始め
た。 既に17:00近い。 バスに再び乗り郊外のドッ
チャに向かう。 有名な陶磁器メーカーのリチャード・
ジノリ博物館に30分後に到着する。 館内は例によ
り撮影禁止である。

リチャード・ジノリ 

 13世紀末、ヴェネツィアの商人マルコ・ポーロが中
 国の白磁を持ち帰ったことに始まる。 ヨーロッパ
 の人々の、東洋の白い磁器への憧れは、18世紀
 において、独自に磁器焼成を行うという形で結実す
 る。 

 マイセン、ウィーンに続いて、イタリアにおいて初め
 ての磁器窯が1737年、トスカーナ侯爵カロル・ジ
 ノリによって、フィレンツェ郊外の自領ドッチャに創
 設された。 その後ジノリ侯爵家代々の当主に受
 け継がれ、現代に至るまで265年の歴史を誇って
 いる。

 1873年に日本の岩倉具視使節団がドッチャを
 訪れ、ジノリ侯爵の案内で磁器工場を見学し、記
 念のサイン・プレートを残している。 1896年ミラ
 ノのリチャード陶磁器会社と合併し、近代化の道
 を歩んでいる。 ジノリ窯は伝統を守りつつ、革新
 的な作品を送り続けている。 代表的なデザイン
 は1758年からのイタリアンフルーツ(通称イタフ
 ル)が有名である。 

博物館内をゆっくり観覧していては、何時間あって
も足りない。 僅か1時間で一旦見学を打ち切り、
30分間工場製品直売所に行く人とそのまま見学
を続ける人の2班に分かれる。 なんと、殆どの人
達が買い物に行き、見学を続けるのは家内と2人
だけになってしまった。 おかげで、のんびりと自分
の見たいものを観察できた。 ジノリ製品は値段は
ともかく、その気なら日本でも買えるが、ここへ来る
チャンスはまず二度とないからである。

定刻19:00、入り口のシャッターが静かに降りる。
バスに戻ったのは我々2人だけで、ガイドさんもま
だである。 余程値打ちなものがあったのだろうか。
 
15分後、やっと全員揃う。 手に手に大きな紙袋
を提げている。 バスはすぐスタートし、最後の見
学地のミケランジェロ広場へと向かう。 どうやら
高台からフィレンツェ市内の夜景を眺めようという
趣向らしい。 

暗い駐車場に観光バスが沢山停まっているのに
驚く。 フィレンツェの夜景は本当に素晴らしい。
広場を後にしたのは既に20:00をまわっていた。
空腹も限界に達しつつある。

レストランは有名なヴェッキオ橋のそばにある。
この橋はフィレンツェで最も古い橋である。 橋の
上に店が出るという。 中世の橋の形態をいまだ
に保っている。 昔は皮革製品店が多かったよう
だが、現在は殆ど宝石店である。

20:30やっと食事を始める。 料理はトスカーナ
ディナーである。 腹が減っていたこともあって、
赤ワインがよくまわった。 いうまでもなく、キャン
ティ・ワインである。 料理も最高に美味しかった。

リチャード・ジノリ博物館・ドッチャ
  • DSCF0160.JPG


  • DSCF0161.JPG


イタリアンフルーツ・デザインの磁器
  • jinori-fruit.jpg


※追加画像は下記をクリックして下さい。

高台にあるミケランジェロ広場・フィレンツェへジャンプ



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