イタリア旅行(20)※イタリア旅行(20) -2002.11.22- <六日目>コロンナ宮殿を後にし、再びバスに乗り込む。 市街 地を走り5分もしないうちに、ヴィットリオ・エマヌエレ2 世記念堂に着く。 ヴェネツィア広場の南の大きな建 物である。 5世紀のローマ帝国の崩壊以来、いくつもの国に分か れていたイタリアを1870年に統一しイタリア王国を作 り上げ、初代の国王となったのが、ヴィットリオ・エマヌ エレ2世である。 記念堂中央に献花する場所がある が、国際的な行事に使用されているようだ。 次いで、徒歩でカンピドリオ広場へと登っていく。 こ こは、ミケランジェロによって設計された広場で、中央 にあるマルクス・アウレリウス帝の騎馬像もミケランジ ェロ作である。 高台にあるので、ここからの眺めは 素晴らしい。 歩いていると石ばかりの町という感じで あるが、高台から眺めると結構緑に恵まれている。 広場の反対側からの眺めもまた格別である。 フォロ・ ロマーノが一望出来る。 フォロとは「フォーラム」の 語源となった言葉で、公共広場の意味だが、広場に 建てられた神殿や聖堂などの政治・宗教の中心施設 を含めたエリアを総称してフォロと呼んだ。 フォロ・ロマーノ カンピドリオの丘とパラティーノの丘に挟まれた谷間 に広がる最古のフォロで、皇帝達のフォロが出来る 前までは、古代ローマの中心として栄えた。 その 起源ははっきりしないが、紀元前6世紀には排水口 などが設備され、都市として機能していたという。 現在の姿は、1803年以後に発掘されたもので、一 部復元された建物を除いて、廃墟のまま公開され ている。 ヴィットリオ・エマヌエレ2世記念堂・ローマ ※追加画像は下記をクリックして下さい。 ヴィットリオ・エマヌエレ2世記念堂・ローマへジャンプ |