ドバイ・トルコ旅行(19)ドバイ・トルコ旅行(19)-2008.05.09-14:00過ぎ、エフェソス遺跡の駐車場に着く。 土産物屋の前 を通って、遺跡入り口へ。 入場して、すぐ目に入るのは、「バジリカ(聖堂)跡」である。アウ グストゥス(初代ローマ帝国皇帝・在位BC27-AD14)時代の建物 で、今の裁判所のような働きをしていた。 エフェソスは、BC(紀元前)16~11世紀にかけて、ギリシャか ら移住してきた人々が建てた町で、アルテミス神殿を中心に繁栄した が、前7世紀にキンメリア人に狙われ、町も神殿も破壊された。リデ ィア王クロエソスが再建したものの、ペルシャのキュロス大王に征服 され、アレキサンダー大王(在位BC336-323)の登場を待って、ヘレ ニズム(ギリシャ風)時代となる。 いろいろな経緯を経、ローマ領となってからも、益々繁栄し、ローマ帝 国のブルータス、カエサル、アントニウスも訪れているらしい。アウグ ストゥスの時代には、ローマ帝国のアジア州の都とされ、行政と商業の 中心として、広大な帝国内でも5本の指に入る大都市として発展したが、 港が浅くなって使えなくなり、アルテミス信仰も時代の変化で力を失い、 さらにゴート族の攻撃を受けたのを直接のきっかけとして、衰退してい った。 近代になって発見されたのは、1869年になってからである。 現在も修復作業中で、発掘されたものは、まだ全体の10%にすぎな い。 ローマのポンペイ遺跡は、住宅、商店、ハマム(浴場)等の建物がよ く残っていて、庶民の生活が手に取るように分かるが、町が小さかっ たこともあって、大きな公的建物が少ない。 ここエフェソスは州の 都だけあって、立派な建物には圧倒されてしまう。 土産物屋の前を通って入り口へ エフェソス遺跡入り口 パジリカ(聖堂跡) 円柱の列 土管 水路 ジャンル別一覧
人気のクチコミテーマ
|