ドバイ・トルコ旅行(44)※ドバイ・トルコ旅行(44)トルコ絨毯の作業工程を見終わったところで、直販所へ移動 する。 可成り広い場所の周囲に長椅子が置かれている。 早速、トルコ絨毯の歴史について説明がある。 1947年、 考古学者ルデンコによって発見されたバジリク古墳(南シベ リア・ロシア)から出土し、現在エルミタージュ美術館に飾 られている絨毯は、紀元前5~3世紀のものとされ、ダブル・ ノット(二重結び)で織られているところから、トルコ絨毯 とされている。 平織りのものは5,000年前からあったと 云う。 遊牧民によって織られ始めた絨毯は、テントで暮らす彼らが むき出しの地面に敷くためのものだった。 最初は動物の毛 皮を敷いていたが、簡単に破れたり、寒さに対して不十分だ ったため、もっと丈夫なものが必要とされた。 最初は羊毛 の平織りのものが、次いでシングル・ノットのものが、そし て分厚く、長持ちのするダブル・ノット絨毯へと発展した。 シルクだけの絨毯が織られ始めたのは1891年で、宮殿を 飾るため、イスタンブールに近い町・ヘレケに新しい絨毯工 場が建てられた。 説明もほどほどにして、早速販売開始である。 といっても、 絹製品はとても高価で、ただ眺めるだけある。 販売員は1 対1の感じで、しつっこく薦めてくる。 日本語が堪能なの には驚くばかりである。 4畳半くらいの羊毛製品が欲しか ったが、少し高すぎて断念した。 トルコ絨毯直販所・カッパドキア トルコ絨毯の説明 商品を並べる あっという間に敷き詰める 商談開始 |