ロシア旅行(9)※ロシア旅行(9)-2004.9.27-玉座の間から、箱馬車(宮廷馬車)の間へと移って行く。 箱馬車(宮廷馬車)は16~18世紀のもので、世界でも 有数のコレクションを保有している。 ロシア、ポーランド、 英国、フランス、オーストリアの熟練した職人によってつ くられた箱馬車は、技術的構造及び、装飾の芸術性の 観点において、非常に興味深い。 最も古い箱馬車は、1603年、英国のヤコブ王より、ボ リス・ゴドノフ王へ贈呈されたものである。 冬は雪に覆われるとあって、橇型の馬車もあり興味深い。 ひときわ目を惹くのは、金きらきんの箱馬車と、出入り口 用のドアに素晴らしい絵が描かれている馬車である。 絵入り箱馬車(宮廷馬車) 1757年フランス製のパレード用箱馬車で、壁の部分、 車輪、御者台が、波のしぶきに似た木製の浮き彫りで 覆われている。 出入り口用のドアには、フランスの著名な画家、フラン ソア・ブッシェの作品が描かれている。 車体は、重く、かさばるものであったため、定期的に利 用されるということはなく、現在まで一度も修復されるこ となく、もとの姿のまま残っている。 馬具一式もあわせて展示されており、パレードの華やかさ を偲ぶことが出来る。 鞍でさえ、エメラルドやルビーなど の宝石がちりばめられている。 宮廷馬車・クレムリン武器庫・モスクワ 橇型(雪道用) 子供用 追加画像は下記をクリックして下さい 金ぴかの宮廷馬車へジャンプ |