最近育てている植物について アークトチス その21 仲間入り
多年草なのに一年草扱いの植物が結構ありますね。今年になって鉢で育て始めたのが、「アークトチス」です。 本日、ぶらりと寄った「花土有楽」でアークトチスを発見しました。「アークトチス’フルッサンス’」のワインとオレンジです。キレイな色だと思いました。 「もう鉢を増やすのはどうも・・・」と少し迷いましたが、安かったので結局両方の色を1ポットずつ購入。以前なら2ポットずつ買ったでしょう。 底面給水鉢の軽石植えにして、室内に置こうと考えました。生産者さんの栽培環境はきっと温室内なので、まだ朝に零下になる寒さに当てるのはダメージがあると思ったからです。 ラベルには「ベニジオ・アークトチス」とあるので、ベニジウム属とアークトチス属の交配種のようです。花色はすでに栽培している「ダーク・ワイン」と「フロステッド・チェリー」を明るくしたようなイメージです。 購入時は花が開いていたのですが、車の移動中に閉じてしまったようです。 植え終わった後はこんな感じになりました。大きさが分かるようにHYPONeX(ハイポネックス)の「リキダス」と「花と野菜と果実の肥料」をそばに置いてみました。 ポリポットから抜くと根鉢はこんな風になっています。 いかにも水はけが悪そうな用土を使っていたので、思い切って水洗いしました。 根が長いです。自生地では乾いた環境で、水分を求めて根を地中深く伸ばすのでしょう。以前「コンボルブルス」の苗の根鉢を解いたら根の長さが1メートルもあり、びっくりしたことがありました。 鉢の深さを考え、根を切ることにしました。 根を洗う前に、鉢と用土の準備をしておきました。 全て軽石にしてしまうと水が上がりにくいで、細かい目のふるいにかけた赤玉土を山にしました。軽石の粒と粒の間には空隙ができるので、このスリットを通じて空気が抜けます。また、生長すると根はスリットを抜けて、鉢底まで到達するようです。 そこに軽石の微粒とふるいにかけた腐葉土を5:1の割合で混ぜたものを入れました。この割合は私流です。 その後で緩効性の化学肥料として「花と野菜と果実の肥料」を少量振りかけて軽く混ぜました。アークトチスは肥料をあまり必要としないらしいので、ごく少量にしました。鉢という限られた環境の中で元肥の与えすぎには注意が必要です。根が傷みますし、施肥は底面給水でコントロールできるので問題ないと思います。 この上に軽石の微粒のみを山にして、自然に近い状態の根を意識しながら、軽石の山にはわせ、少し引っ張り気味にしながら軽石を入れていきます。これも私流です。 経験からすると、少し深植え良いです。最後に鉢をたたき振動を加えて、苗を落ち着かせます。 その後「リキダス」を1,000倍に希釈した水を上から与えました。 鉢からは赤玉の微塵が出てくるので、鉢を傾けて排水しました。「リキダス」の希釈液は鉢内の軽石と赤玉土が吸収しています。 その後、鉢底に「ハイポネックス」の液肥を2,000倍に希釈したものを入れておきました。植えてすぐの肥料はあまりよくないと言われますが、底面給水鉢なので薄めにしておけば問題ないと思います。 無事に植え終わり、鉢を日当たりのいい室内に置きました。底面給水鉢に水を補給するときと鉢を移動するときに床を濡らすことがあるので、一応受け皿の上に鉢を置いています。 「ハイポネックス」にはいつもお世話になっています。 また鉢が増えてしまいました。要検討です。