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人生を豊かにしたい趣味あれこれ

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Greenわたらせ

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2022.02.04
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 ​​ここ数日は以前から気になっていたエゴノキの数本の大きな枝を含めた多くの枝を剪定した。ゆえに疲れている。​


 ​​植物の力には驚かされる。​

 5年くらい前に、やむを得ない事情で株立ちのエゴノキの一本の幹と枝をほぼ同じ高さで剪定したのだが、その切り口を見ると、樹木が元の樹形に戻ろうとしている姿に驚かずにはいられない。下から見上げると剪定したようには見えなくなっている。

 今の状態が下の写真である。


 中央に剪定時の切り口があり、周囲から出てきた不定芽が太くなり、切り口と元の幹を覆おうとしている。
 元の幹の樹皮は無くなっているが、一本の不定芽が太りつつ切り口が盛り上がり、元の幹を新しい樹皮で覆い、新しい幹になろうとしているように見える。



 切り口が盛り上がるというのは不思議な気がするが、剪定時に塗った「カルスメイト」という癒合剤が新しい枝の表面に残っているので、そう思わざるを得ないのである。
 上の写真の右側の不定芽から成長した幹の樹皮上にある表面の滑らか部分がカルスメイトである。カルスメイトは幹の切り口に塗っているので、この部分に残っているということは、切り口が盛り上がっているとしか思えない。

 恐らくこの後は、切り口が完全に樹皮に覆われてしまうのではないだろうか。

 ​このことは、この切り口の左側の枝の切断面を見ても理解できる。
 下の写真を見れば、見た目が異なる樹皮同士の境界線があり、それが剪定時の切断面ということがわかる。写真右の枝を見ればわかるが、エゴノキの樹皮は若いうちは明るい褐色でキメが細かいが、年を経ると色が濃くなりキメが荒くなる。

 剪定後に切り口の向こう側から発生した不定芽が生長し、切断面も盛り上がりながら、元の姿に戻ろうとしている。新しい枝の樹皮には剪定時の切り口に塗ったカルスメイトが残っているのだ。あたかも、切り口に他の枝を貼り付けたようでもある。


 こちらは、樹皮が切り口を覆うというよりは、切断面が盛り上がり樹皮になろうとしているように見える。​

 よく考えると、広葉樹のほとんどは、伐採後の切株から芽を出す萌芽(ぼうが)という自己再生能力を持っており、剪定後の切り口でも同じことが起こっていると考えれば驚くことでもない気もして拍子抜けする。

 もっとよく考えると、不定芽をつくることができるので萌芽ができるということである。

 どうにせよ、不定芽をつくることも萌芽で再生することも樹木の不思議な能力ということには違いはなく、ほんの少しの幹と根が残っていれば再生可能というのはなんともうらやましい。








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Last updated  2022.02.04 22:35:53
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