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カテゴリ:アフリカの人々
そうです、ブッシュマンというのは白人が彼らを呼ぶときに、ブッシュの中に住んでいるから、という理由で呼んだ差別的な言葉だからということで、サンと呼ぶべきだ、という説が主流でした。
私もサン民族と言っていた1人です。でも、この本によると、サンという呼び名も、牧畜民が牛を持たない狩猟民族を馬鹿にしてサンと呼んだ、それは泥棒、ろくでなしという意味だ、と言うこと。 それならばいっそのこと、白人がブッシュに住む彼らにひどい仕打ちをしていたことを思い起こすためにわざとこの差別的な言葉を使おうということでまたブッシュマンと呼ばれ始めたということなのです。 はっきり言って、私にはこれはとても不毛な論争に思えます。まず、私の会った南アのサン民族の人たちは自分たちのことをXun(発音?)サンと言っていましたし、いくら呼び方を変えても、彼らへの扱いが変わっていなければ意味のないことですし。 以前、○○族という呼び方をした時に、友人に咎められました。族というのは英語ではtribeですが、それは多数民族が少数民族を言う時にしか使わない、というのです。それは支配的な言葉で差別である、と。 勿論、私の頭には差別する気はなく、でも確かに少数だから○○族と言ったのだと思います。大和族やゲルマン族でなく、大和民族、ゲルマン民族。それは数が多いから、ほら、例えば動植物の分類をする時と同じように考えるのだと思っていました。 そして、私の頭には数が多いことが素晴らしいことだという価値観は全くないのです。 近頃は人類学の論文でも、族なんて書いたらその時点でその人は永久に学会からはアウトだとか。日本語であれば民族、英語なら、Ethnicといわなくちゃいけないのだとか。 でも、それって、そう呼ばれる少数民族の人たちが主張しているのかしら。私には、呼ぶ側の人達があーだこーだと言葉をひねくりまわしているだけのように思えるのですけど本当のところはどうでしょう。 でも、さすが私も、お年寄りならともかく、30代前半の人が、アフリカ人のことを土人と言った時には唖然としてそれはいっちゃいけない、といいましたが。 (名古屋の中古車輸出の現場では、今もアフリカ行きの貨物をドジンと呼んでいるとか。恥ずかしいです) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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