040099 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

富山サンダース・初心者歓迎       気軽に楽しむアイスホッケー

富山サンダース・初心者歓迎       気軽に楽しむアイスホッケー

運動前の食事


*第4回 勝つための食事*

 食事を食べて運動をすると、お腹が痛くなったことはないでしょうか。

 食事を摂ると、消化吸収のために血液がお腹(内蔵)へ集中します。この時に運動をすると、血液が筋肉へ取られてしまいお腹は血液が足りなくなります。食後の運動でお腹が痛くなるのは、お腹の血液が足りなくてお腹が悲鳴をあげている状態です。従って、食後は、お腹の活動が落ち着くまで運動は控えるべきです。

 では、お腹が空いている状態で運動をするとどうなるでしょうか。

 筋肉は主に糖(グルコース)をエネルギー源にします。空腹状態ではグルコースが不足しますから、体内ではグルコースを作り出すような動きが出てきます。この動きの中で筋肉の一部が壊されます。エネルギーが不足している上に筋肉までが壊されてしまうのでは、良い記録は残せません。

 では、食事のタイミングとしてはいつ頃が良いのでしょうか。一般的には、運動の2~3時間くらい前に食事を済ませるのが理想と言われています。このような時間に食事を摂るようにしましょう。

 食事の内容はどうすればよいでしょうか。「試合に勝つ」に引っかけて、トンカツなどを食べる事があります。しかし、スポーツ生理学の立場からは、タンパク質を中心とした食事はあまり勧められません。運動前の食事としては、筋活動の直接的なエネルギーとなる炭水化物(お粥、おにぎり、うどんなど)を摂ることが勧められています。タンパク質は、運動後に摂ると良いでしょう。(第3回を参照)

 スポーツ生理学の理論に従い、運動をする2~3時間前に炭水化物を中心とした食事をとり、体調を整えて良い結果を出せるようにしましょう。





このページの内容は、以下の本を参考に作成しました。
 勝ちにいくスポーツ生理学  根本 勇著  (株)山海堂
 


© Rakuten Group, Inc.