カテゴリ:建設業界・公共事業
香里園駅周辺に行ってみるとその再開発に驚いた。平成3年~8年に私は香里園駅近くのマンションに住んでいた。当時パチンコ屋や古い飲食街などがあった駅の北側一帯が再開発されて、ロータリーや高層マンション・スーパーができているのだった。特に37階建てのマンションには驚かされた。
京阪本線は大阪淀屋橋から天満橋までは地下を通っている。天満橋から萱島までは高架になっている。萱島から京都東福寺までは原則として地面を走っていて、京都市内七条から出町柳までは地下を走っているのだ。途中、寝屋川・枚方市・楠葉の3駅は駅の前後だけが高架になっている。それらの駅周辺に空かずの踏切がないようにしているのだ。 なぜ香里園・光善寺・枚方公園のあたりも人口密度の高い地域なのに高架にならないのか、と香里園に住んでいた頃思っていた。すると高架にできない理由の一つに、香里園・光善寺・枚方公園周辺の地盤が弱いためだ、と聞いたことがある。特に光善寺から枚方公園のあたりは淀川に近く、昭和40年代までは蓮根の栽培が盛んだったらしい。つまり水を多く含んだ粘土質の地盤なのだ。 地盤が弱いために高架にできないなどと言われていた所に37階のマンションなんか建てていいのか?と私は疑問を感じる。15階位までなら基礎工事をしっかり行い、免震設計で対応可能なのだろうが、37階などというビルが傾いたら周辺への影響は計り知れない。よく建築許可が取れたものだ、と思う。京阪グループは経営が苦しく、香里園駅周辺はダイエーが閉店したりして、枚方市と寝屋川市は再開発を促進したかったのだろう。 併走しているJR学園都市線周辺に人口が流出し、駅周辺の商店街に活気がなかったからだ。駅周辺に高層マンションが建てば、電車は乗客増、商店街も賑わいを取り戻す。それは結構なのだけど・・地震の危険性や駅周辺の渋滞について市役所と周辺住民はどう思っているのか、私は知りたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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