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「黄鮒」
『東照宮』を見た後は、裏参道さ登って 再び『二荒山神社』へ戻ってきた。 まだ時間も早いんで、どっか買い物さ、いこうかな。 表参道にあたる階段さ下りて、きょろきょろしてたら、 黄色い魚さ、みっけた。 『黄鮒』っつってな。宇都宮の郷土玩具なんだけど。 今じゃ~、マスコットみたいな存在なんだ。 これは帰ってきてから撮った写真。 全長15センチと、結構でかい。 これが、藁で作られた棒状の柱に、 みっちり突き刺さってたんだ。 『黄鮒』にゃ~、言い伝えさあってな。 江戸時代のころ。宇都宮城下町で、天然痘さ流行ってな。 大勢の人々が、病に罹って苦しんでたんだ。 ある日、天然痘に罹った子供さ栄養つけさせようと 父親が田川で魚さ釣ってたらな。 黄色い鮒っこが釣れた。それも、鯉ぐらいに大きい鮒っこだど。 んで、子供に喰わせたら、天然痘が治ったんだと。 そこで、話しを聞いた人々が、病さ直そうと田川さいって釣りしたけんど 黄色い鮒っこは、つれなかった。 だもんで、紙で鮒っこさこさえてな。 病平癒を願ったんだと。 それから『黄鮒』は、縁起物ってことで。 神棚に飾られたり、魔除けのお守りになったんだ。 特に、子供の病に効くって話で、 江戸時代にゃ~、大人気だったらしいど。 『黄鮒』のこしゃりかたは、 1・ 黄鮒形の型に和紙を貼り付けて、乾燥させる。 2・ 乾燥したら、腹さ裂いて、型をとりだす。 3・ 切り口を和紙でふさぎ、鰭さつける。 4・ 形さ整えて、完全に乾くまで待つ。 5・ 絵の具で着色。 で、完成~! おおまかなこしゃりかたなんで、実際はもっと複雑なんじゃないかな。 全部手作りだど。大変だな。 昔はあちこちで、こしゃってたらしいんだけど。 今は、郷土玩具さあつかってる専門店じゃ~ないと、 手にはいらないみたいだべ。 あ、『栃木県立博物館』の売店にも売ってたな。 あとは、初市とか、イベントさあっときに、 手にはいるかも。 『二荒山神社』じゃ~、三が日の間だけ、出店が出てるって聞いてたけど。 初めて、遭遇したべ~。 で、早速、お買い上げ~! 実は、ほしかったんだ~『黄鮒』! お正月だし。魔除けのお守りだし。 神社の前だし。 なんか、御利益ありそうだべ? でも、帰ってきたら、 『黄鮒』の存在感が大きすぎて ちょっと、邪魔w。 置き場所が、ない。 これは、計算外だったなw。 最後まで読んでもらって、うれしい~ど~♪ あんがと~。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.01.09 00:34:07
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