2010/03/20(土)09:33
この世代に生まれちゃったのが不運?
それにしても、中央ダート4歳世代のレベルの高さは驚くばかりだ。
まずは、スーニが、無傷の4連勝で全日本2歳優駿を圧勝。
2着以下に1.1秒差の怪物的な強さで、2歳ダートチャンプに輝く。
そして、年明け後、『絶対王者』かと思われた そのスーニを
兵庫CSで、あっさり完封するのが、ゴールデンチケット。
その後も、JDダービー3着、JCダート3着とトップクラスで好走。
3歳春に台頭してきたのがシルクメビウス。ユニコーンSでは、
グロリアスノアを破り快勝。JDダービー2着、JCダート2着。
JDダービーで それら同世代の強豪馬をまとめて一蹴したのが
テスタマッタ。今年の川崎記念3着、フェブラリーS2着。
牝馬ダート戦線では、ラヴェリータが、関東オークス
→スパーキングレディーカップを連勝し、古馬牝馬を一蹴。
先日も、古馬牡馬相手に名古屋大賞典を楽勝。
夏の新潟、レパードSでは、スーニ、ワンダーアキュート、
グロリアスノア、シルクメビウスなどをトランセンドが一蹴。
そこで敗れたスーニは、JBCスプリントで、GI 2勝目。
ワンダーアキュートも、シリウスS→武蔵野Sと、重賞連勝。
アルデバランSでは、トランセンドにネジ伏せられたが、
続くダイオライト記念で、GI 3勝のフリオーソを競り潰し、
GI級のパフォーマンスで楽勝したのが、フサイチセブン。
レースのたびに勝ち馬が入れ替っているものの、
重賞やGIでの古馬との対戦を見ても、非常にハイレベル!
GI 2勝のスーニでも、この世代の中では『張出大関』くらい?
全く『この世代に生まれたのが不運』としか言いようがない。
ところが、今年になって台頭してきた中央ダート4歳の新星
『今年の帝王賞の最大の惑星』とも考えられていた
フサイチセブンが、どうやら、差し押さえられたらしい?
現在は、裁判所の管理下に置かれ、JRAの規定では、
『差し押さえを受けている馬は出走できない』ため、この後、
競売に掛けられるなどして新しい馬主が決まるまで出走できない。
現在、馬は放牧に出されて、一息入れているようだが、
前走のダイオライト記念は、『GI級のパフォーマンス』
と言って差し支えない強い内容だっただけに、非常に気になるところ。
馬には罪は無いだけに、一日も早く差し押さえの状態を解消して、
何事も無くレースに帰ってきてくれればいいのだが。