炭素結合が出来る様になって確かに世界は変わった、薬の方は良く知らない分野だが材料分野では画期的な物だった、炭素で言えばタイヤメーカーの性能は著しく変わったF1が早くなったのもタイヤとブレーキ(カーボン素材)シャーシなどで世界が変わったと言える。勿論飛行機や車バイク自転車、車いす乳母車と軽さと強さに関する物にはほとんど使われている。またカップリング法は炭素に限らず、触媒の関係する物の基本になっているので材料の数だけ世界が変わったと言える。本来地球の自然界ではプラスとマイナスの物しか引き合わないのだからそれを買えてしまった事はやはりノーベル賞を貰う価値は有ると思う。しかしどうしても30年という経過を取らないと認識されないのも考えものだ、たいがいは発明をしても世の中に理解されるのはかなりの時間がかかるようだ、画期的な物程世の中は拒絶する傾向が強いのだ。日本で光通信を特許申請した西澤教授に対して特許庁は却下した話は有名である、結果先に申請許可してしまったアメリカから高いお金を出して使う羽目になった、その辺りから特許庁も考えるきっかけになりやっとまともな仕事をする事になった様だ、電子申請も使える様になったし時間もだいぶ短くなったようだ。特許はもう日本の生命線になっているのだから当たり前では有るが。