自民党総裁選で別姓での意見が述べられたが、多くが反対のようである。そもそも選択なので使いたい人と使わない人が居ても法律違反にはならないというだけである。つまり昔気質で奥さんが別姓を使うのをお爺さんが反対して、奥さんが仕事のために必要であってもそれができないという状態になっしまうのである。しかし国際的に有名だったりすれば結婚前の名字のほうが実益になるのである。国際的には、結婚制度に同じ苗字にしなくてはならないというのは日本くらいである。明治時代に作られた法律が個人ではなくいわゆる家、家族制度の中心に作られた法律が制度なのであろう。天皇の跡継ぎでも男系男子という決まりがあるが、これらもやはり跡継ぎ家族の問題が結婚制度に組まれるからなのであろう。しかしすでに日本社会では家族制度や、何何家の跡継ぎとかいう社会制度はもう殆ど無い。一部の伝統芸能などくらいであろう。政治家が反対するのは確かに何代も続く政治家がいるのです。女性に対して夫の性を継げないのは女として認められないと事なのである。女は男の下にいる身分だから勝手な事いわせないというのが、この別姓に対する反対の理由なのであろう。しかしそうだとしても別姓にしたい人を反対するのはどう見ても個人の自由な人権を守っていない事である。明治気質の意識だけで現代に合わない家族意識を強制するのは許されない事である。全ては頑固な九州地方の出身の明治の政治家が男尊女卑の精神から作られた法律なのであろう。
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