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カテゴリ:タイ
今日から試練の5日間。
このサハイナンを知り尽くしている村長さんが朝食後に出張に行ってしまう日。 朝食を食べると村長さんは "Don't fight! (けんかするなよってニュアンスで)" と言って旅立った。 昨日も、村長がいなくて不安だよというと、ここで過ごすいい練習になるよ、実は隠れて見てるかもよ、なんて冗談を言って、気楽な感じで自分の不在を楽しんでいるように見える。 まあ、なんとかなるのかな。 でも朝食を食べながら、他の人が水道の水圧が弱いとか言ってたな。 ちょっと不安。 朝食を済ませて、トイレを使用、水を流すといつもは聞こえない、「ゴボッ」という音が。 なんだ、空気が入ったのか? つまりは、村長が旅立って早々、水がなくなってしまったか? ここの水道システムは、全て村長さんの手作りで、1キロ先にある山の湧き水をサハイナンのタンクに持ってきて、そこからキッチンや各家、トイレ、シャワーに使っている。 とりあえずその水のタンクを確認に。 するとちゃんと山からの水が流れてきている音がする。 水の量を計ってみると、概算で約1,000リットルある。 現在10人が滞在しているから、ぎりぎりなんとかなりそうだ。 ということで、音の原因はよくわからないけど、ひとまずは水切れの心配はなさそうだ。 ほっ。 というわけで午前中の今日の仕事は薪が足りなくなってきたので薪拾い。 こんな感じの道を通って薪拾いに。 薪は、半年ほど前に村長さんが伐採したものを拾ってくる。 しっかりと木が乾いていれば、簡単に火がつくのだが、間違えて伐採したての木を持ってくると全く火がつかず、食事づくりをしている時に悪戦苦闘することになる。 落ちている木にはサソリがついていることがあるそう。 拾う前に木をばんばん叩いてサソリを落としてから拾う。 実際、自分がサハイナンに来た日には、村長さんが手の指をサソリに刺されていた。 村長さんは痙攣する指を楽しそうに見せていたけど、大丈夫なのかな。 拾ってきた木を、先日ゲットしたなたで使いやすいサイズにカットする。 午後はマンビーンという豆とロングビーンといういんげんのようなものを収穫。 その後、畑の耕しと種まき。 昔の人のように、クワで畑を耕す。 多分へっぴりごしでかなりカッコ悪い農作業姿。 耕したところに籾殻くんたん(籾殻を焼いて炭にしたもの)とEM菌というものを肥料がわりに土にすきこむ。 EM菌とは、写真のように、パパイヤやマンゴーの皮を発酵させたもの。 ウジムシがその中でうごめいているのはちょっと気持ち悪いけど、プクプクと泡が浮いてきて発酵している様子が目に見てわかる。 甘いいい匂いがして、いかにもいい肥料になりそうな雰囲気。 蒔く種は、10種類以上のタネを土とミックスして上からばらまく。 単一作物だと管理がしやすいが、一つの病気で全滅したりするデメリットもある。 複数で育てると、様々な生物とともにバランスよく育っていくとのこと。 そしてドイツ人のお母さんによる水撒き。 こんなおふざけもしながら。 あ、裸になっているのは撒いている人の5歳の男子ね。 そして夕飯の準備を手伝って、夕食を食べて1日が終了。 けんかせず、無事平和に1日が終わりました。 あ、新しいゲストでカンボジアの男性が来ました。 さらには今日の夜これから、2人のアメリカ人が来るとのこと。真っ暗闇だけど大丈夫だろうか。 無事を祈りつつ、我が家は子供が小さいので、先に寝かせていただきます。 試練の初日は穏やかに終わりました。 こんな感じであと4日、平和に過ごせるといいけど。 どうなるか、乞うご期待。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.06.13 14:46:07
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