梅林庵

2017/01/20(金)06:56

紅楼夢の訳者

人(204)

平成29年1月19日(木) 午前4時起床。青空駐車のフロントガラスが霜に凍りました。このところ毎日です。日中は暖かかったようで、おこしのお客様がオーバー不要を口にしました。しかし、次の寒波がやって来るとニュースは報じています。  その寒さもあと半月あまりでしょうか。今年は2月5日が立春です。気がついて、拙宅梅林の蕾が膨らみました。春に向かうのはよいですが、薪ストーブがそろそろ終わりと思うと、一抹の寂しさです。写真は朝ご飯のデザートに出た柿です。これを食べながら、明日は大寒だなと独り言。 もう1枚。会社近くに駐車場を借りていますが。その脇に咲いたアロエです。路傍にあります。飲み過ぎの折、出勤途中にこの茎というか葉をちぎってパクリ、口に入れます。苦いですが、後口は思いのほかです。 仕事の方は午後に会議が一つあったものの、昨日今日と手をやすめることができました。普段、手に取ること能わずの書類や冊子に目を通すことができました。 定時過ぎに退社。真っ直ぐ帰宅。今日こそはということで着替えてラン5km。少し汗ばんだだけでしたが、走らないよりはいい。風呂から出たら、当てがテーブルにありました。白ネギとコウイカの足を使ってバター炒めでした。芋焼酎海童のロック、続いてお湯割りを数杯飲んで打ち止め。炊き込みご飯は没になりました。 今夜はNHKFMで古楽注目の公演第3夜。アンサンブル・レオネスがオスヴァルト・フォン・ウォルケンシュタインの曲をやりました。この作曲家、初めて耳にしました。Bachの時代から遡ること300年の人です。トラと二人して聴きましたが、興味なさそうな顔つきでした。 紅楼夢(中)を手に取りました。この本、ちょっと囓っては放り出すので、捗りません。林黛玉(りんたいぎょく)、薛宝釵(せつほうさ)をはじめ知的美女が幾人も登場します。ストーリーは甘め仕立てです。佳人薄命の場面多しです。しかし、登場する彼女たちの魅力はメロドラマの域を超えて素晴らしい。憧れます。  余談ですが訳者は伊藤漱平氏。1970年から76年まで私の母校で教鞭を取っていたとのこと。残念。1977年、私は教養で中国文学も履修しました。1年違いでした。伊藤氏が教養の講義を受け持っていたかどうか定かではありませんが、このすれ違い、悔やまれます。ちなみに私が受講した講義は中野美代子先生でした。大御所吉川幸次郎に「耶律楚材」を翻訳するよう指名された方です。こちらも凄い方です。あの講義、もちょっと真剣に聴けばよかった。写真は紅楼夢です。ところどころに挿絵があります。その美女たちが描かれています。 注釈のページは字が小さい。でも、これここは蘊蓄の坩堝です。今日の一句本中の佳人に惚れて夢を見る今日の写真は、弊社ロビーでやっている絵画教室作品展です。大島勝也先生のものも1枚ありました。素晴らしいです。

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