梅林庵

2017/04/19(水)05:17

1通の葉書

挨拶(6)

平成29年4月18日(火) 午前4時起床。夜来の雨でした。拙宅居間の外、沓脱石とコンクリート上は、散った染井吉野がこの仕儀。花見に浮かれた春も終わりです。 早朝出勤。朝の内は曇っていました。日中は晴れ。気温も急上昇。気象庁の公式記録によると、佐伯は24℃に達したとのこと。午前、外回りの折は仕方なしに上っ張りを羽織りました。午後は内勤。Yシャツ姿で過ごしました。帰宅は午後8時。走ること能わず。風呂に入って赤を抜栓、グラスに2杯飲んでバタンキュー。残りは冷蔵庫へ。就寝は午後10時前。カープの逆転サヨナラを夢うつつの中に聞きました。連敗をしなくてよかったです。写真は、昼休みの時刻、訪ねた観光交流館の庭です。ここ数年の整備で見違える風情となりました。平日ですが、お客様が多かったようです。 さて昨日、1通の葉書が届きました。挨拶状でした。友人のマタギからでした。彼は天下の清流・一級河川番匠川の源流に住んでいます。猪・鹿猟をし、山林の管理が生業です。夏になると川に鮎を狩ります。これからは新茶の季節です。本匠・因尾(因尾)は茶の産地です。そこに居の彼は、その栽培に加え製茶もします。古い釜煎りの製茶機械を一式保有。これから5月上旬まで、ボイラーの火で顔を真っ赤にし、夜を昼に継いで茶を煎ります。私も、拙宅の生け垣や庭先に植わっている茶の新芽を摘んで、彼の工場に持ち込んでいました。そのことを毎年、ブログに書いていました。昨年の様子はこちらです。ところがこの春、機械の老朽化に加え製茶製造にかかる職人の高齢化も相まって、製造販売を終わるという案内でした。残念でなりません。5月の連休、谷筋の羊腸を遡ったら、山あいに製茶の煙が上がり、辺りにほんのり新茶の香りが立ち込めるの図、何ともいえない風情でした。嗚呼、寂しいな。今日の一句因尾茶のまた一つ消え春の往く今日の写真は弊社1階ロビーに始まった美術協会の秀作展です。佐伯の誇る画家大島勝也氏の静物。新文展無鑑査故菅一郎画伯の系譜を引く方です。何と素晴らしい。数多の展示がありました。その中に理髪店マスターの1枚も。佐伯のランドマーク城山から市街地とその先の佐伯湾を描くの図。彼のタッチは独特です。

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