梅林庵

2022/05/15(日)11:10

3日まとめて簡単に(鹿児島出張)

旅(123)

Thursday, May 12, 2022 雨 西北西の風平均風速1.2 20.4℃ 18.5℃ 午前4時起床。 午前7時半出社、午後5時半退社。  終日、雨は止みませんでした。写真は帰り道です。沖田の農道から元越山を望むの図ですが、今日は低く垂れ込めた雲のせい。隠れて稜線すら見えませんでした。  走らず。シャワーを浴びてさっぱりの後は夜のお勤めです。卵焼きでした。ならばと冷酒をチビリ。広島の甘露・白牡丹です。  もう一品はキムチ鯖。鯖缶利用の一品です。  嗚呼、今日もアスパラ嬉しいな。  特段のこと無しの一日でした。というのも、先日読了、尾崎放哉をモデル、吉村昭「海も暮れきる」のことが頭を離れなくて。ぼんやりしてばかりでした。小説の内容は先日のブログと重複します。放哉が小豆島に渡るところに始まり、8ヶ月後、死亡するまでを追っています。結核菌に冒され弱る病状を主人公自身の心理描写で、です。死の恐怖に揺れながら、精神が次第、研ぎ澄まされ透明になっていきます。吉村はそれにつれ作品も高みに至れりと書いてあります。 私、自由律俳句の高みを解らないので、ああそうなんだくらいの理解でした。 応えたのは、身体の衰えていく描写のほうに凄絶さを感じたからです。次第、食事が喉を通らぬ、酒も飲めず。肩から内臓にかけ、或いは喉の鈍痛疼痛。排便能わず。痩せ衰えて体重が30Kg、骨と皮になり、立つどころか這うことも能わず。最後は呼吸困難、目を剥いて藻掻き苦しみ、窒息死するまでの過程。人間、かくも苦しまねば死ねないのか。 人間、何が辛いとて、死ぬほど辛いことは無い、そう思わせる小説でした。それを引き摺ってのここ数日。 今日の一句 人間は枯れ果てるにも時懸かる懸かる  アスパラのいと甘きなり箸を持つ 今日のラン なし 今日の酒 芋焼酎ロック1 お湯割り3 今日の音楽 なし 今日の写真は今年初めて姿を見せた守宮です。  玄関の外に出てパチリ。トラのパトロールに気をつけろよな。食べられるぞ。 Friday, May 13, 2022 雨 北東の風平均風速0.8 19.7℃ 18.4℃ 午前5時起床。午前7時半出社。 このところ、人工7万弱の佐伯にも毎日20~40人程度、コロナウィルス新規感染者が出ています。ここ数週間に行われる行事を開催するか否かの相談が持ち込まれます。難しい判断です。今日も朝一、そんな案件がありました。困ったなぁ。 午前9時過ぎ、佐伯駅に。鹿児島市に出張でした。写真は私の乗車したソニックです。日豊線、佐伯駅から下り列車に乗るのは久しぶりです。  宮崎市まで2時間余り。次の写真は乗換の列車までに1時間、宮崎駅のうどん屋にての図。肉うどんが美味しかったです。1ラー。このお店、リーウーマンが多かったです。  宮崎からは特急きりしま。  都城や霧島神宮、広がる農村地帯を走りました。乗車2時間。社内はガラガラ。文庫本を2冊持ち込みました。捗りました。次の写真は車中の図。乗客は私1人でした。  午後2時過ぎ、鹿児島中央駅に着きました。その街も雨でした。駅近くの会場で会議。午後5時過ぎに終了。その時刻、佐伯まで戻る便はありません。この街泊となりました。 天文館にあるホテルにチェックインしました。写真は宿までの途中、乗った市電です。女性運転手でした。  おっ、新車両です。これ、都電に乗った折に見たような。  午後6時過ぎ、荷を解き、早速夜のお勤めを。近くの立ち飲みに突っ込みました。「キリツ」というのが店の名。  入り口から覗くと数人が無言でグビグビ。ならばコロナの心配なしだろう。暖簾を潜って、おーっ、流石。焼酎瓶が幾つも逆さになっているぞ。  銘柄を数えませんでしたが、80ほどありそう。  当てはこんな内容でした。鰺フライ、ホタルイカの沖漬けを注文しました。  折角鹿児島に来たので黍魚子の刺身も。  1時間ほどで店を後に。今日は花金でしたが、世情なのか、天文館に人出はありません。賑わいなし、疎らでした。興醒め。コンビニに焼酎とビールを求め、早々と撤収。ホテルにしけ込んで1人酒盛りとな りました。 今日の一句六甲の水飲んで居り天文館今日のランなし今日の酒焼酎お湯割り4 焼酎ワンカップ1 サッポロ黒ラベルレギュラー1缶今日の音楽なし今日の写真は天文館のアーケード内に見つけた焼き芋(紅はるか)の自販機です。こんなのがあるんだ。 Saturday, May 14, 2022 曇りのち晴れ 北北西の風平均風速2.5 24.4℃ 13.8℃ 午前4時起床。スマホで新聞をチェックした後は文庫本。ホテルの朝食はバイキングではありません。それを避け、午前6時、抜け出てコンビニへ。これを買って戻りました。パクつきながら更に読書。  午前9時前チェックアウト。来た時と同じ名前の列車に乗りました。写真はその折り、ホームに認めた「指宿のたまて筺」号です。鉄ちゃんと思しき人が写真に収めていました。  途中、都城の手前で架線のトラブル。立ち往生となりました。宮崎駅で乗換でしたが、その便に間に合いませんでした。宮崎発大分行き、1本遅らせ、午後3時前発のソニックになりました。しかし、そのせいでいい出会いがありました。ホームに、クロスバイクを大きなバッグに入れて旅行の青年が佇んでいました。声をかけました。中国・深圳の人でした。日本を自転車旅行中とのこと。意気投合の図です。  旅は道連れ、それじゃー隣に座ろうよ。佐伯までの2時間、これまでに辿った九州各地の写真を見せてくれました。これから広島や四国に向かうので見所を教えて欲しいと言われ、宮島や三段峡、それに徳島・鳴門の渦潮を勧めました。彼、北海道まで足を延ばすとのこと。ウィスキーのブラックニッカを好きというので、余市を教え、摩周湖や中国にない火山・有珠や川湯も。素敵な旅ができるといいな。次の写真は私の薦めをGoogleマップに落とす彼です。三十路前半。  午後5時半に帰宅。風呂を浴びました。早速夜のお勤め。写真は私への土産、鰹の酒盗。鹿児島駅の売店、おばちゃんが小皿に少量移し、酢で軽く溶いたら美味しいよ、そうアドバイスしてくれました。やってみました。確かに。  酒盗にはやっぱり日本酒です。これを抜栓。  こちらは妻への土産。薩摩揚げです。他に蒸気屋のかるかんも。  おっ、アスパラのサラダが出てきました。うん、美味しい。こよなくさん、重ね重ね有り難うございます。  プロ野球をチェック。カープは負け、金満は勝ち。面白くないな。バタンキュー。 今日の一句 若者はペダルを踏んで旅の空  今日のラン なし 今日の酒 芋焼酎のお湯割り2 冷酒1合 赤ワイングラス1 今日の音楽 JAZZオムニバス 今日の写真は読了の吉村昭「私の引き出し」文春文庫。作者が取材先で出会った人たちのことを材題のエッセイです。思いもよらぬ内容が出てきます。面白いというか、驚きです。  おまけは鹿児島市内から桜島を望むの写真。天気が悪く、駅のポスターで代用です。

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