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テーマ:電子工作(534)
カテゴリ:電子工作
ここの管理人はバイク用の中華製安物電熱グローブを所持しております。極寒の冬の時期に乗るには重宝しておりますが、一つ不満があります。それは温度調整機能のようなものがなく(後述)、熱過ぎることがあることです。仕方ないので、そういう時は手動でスイッチをオンオフしております。これを走行中にやるのは危険なので、温度調節できる回路を作ろうという魂胆です。 いきなり完成品です。本当はもっと小型のケースに収めたかったのですが、ちょっと大きめのタッパーしか調達出来ませんでした。 回路図です。555を用いてオンオフするデューティ比を変化させて温度調節する仕組みです。それは2MΩの可変抵抗で行いますが、右に振り切るとほぼオン100%、左に振り切るとオン8秒、オフ8秒になります。スイッチングには2SK4017を使用しています。当該電熱グローブは最大2Aほど流れるので、こんな小さなFETで大丈夫かと心配したものの、2SK4017の最大ドレイン電流は5Aもあるので大丈夫でした。触っても常温のままです。555への電源には820Ωの抵抗をかまして10Vほどかかるようにしています。なぜかというと、XLR200号にはこれまた安物中華レギュレータを搭載しており、555の耐電圧18Vを超えてしまうこともありそうなので、念のためにこれで電圧を下げております。 バイクに実装した様子。タッパーはマジックテープでハンドルに固定しました。 さて、当該グローブには温度調整機能はないと前述しましたが、当回路実験の際に当回路+グローブに流れる電流値を計測していたところ、意外にも温度調整が搭載されていることを発見しました。電源オン時は約2A、しばらく経過すると約1A。またしばらくすると2A、1Aと繰り返します。これが温度検知して切り替えているのか、あるいはタイマーで切り替えているのかは判りません。どういう方法でそれを実現しているのか気になるところではありますが、熱過ぎることがあるのは事実です。 近々、遠出する予定があるので、こいつの効果のほどが楽しみであります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年01月08日 00時00分16秒
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