2010/06/23(水)22:44
遊歩道ではぐれ小5男児不明
研修中の小5男児不明
美瑛 遊歩道ではぐれる
遊歩道で懐中電灯を持って捜索する旭川東署員ら=22日午後9時20分
【北海道美瑛】22日午後5時20分ごろ、上川管内美瑛町白金の「国立大雪青少年交流の家」周辺の遊歩道で、旭川市西御料地小(小寺利典校長)5年の高橋優介君(10)が行方不明になったと、施設職員から旭川東署に通報があった。署員らが捜索しているが、23日午前1時時点で、高橋君は見つかっていない。
同署によると、高橋君ら5年生児童計108人と引率教員8人は、22日から1泊の日程で、交流の家に研修に来ていた。同日午後1時10分ごろ、交流の家から1周約2・2キロのウオークラリーに出発。
高橋君のグループは6人で、コースをほぼ歩き終え、施設に着く数百メートル前で道を間違えて、本来のコースからそれて、森の中の道に入ってしまった。しばらく進んだ後に気付き、引き返したが、午後3時半ごろ、高橋君がいないことに気付いたという。
ウオークラリーは、教員8人全員が指導に当たった。うち5人はコースの分岐点など一人2カ所のポイントを受け持ち、行き来しながら道案内や児童の通過のチェックをしていた。他の教員3人は一部児童のグループに同行するなどしたが、大半のグループは児童だけで行動したという。
分岐点のガイドなどコースの一部を抜き出したマップが各グループに配られていたが、コース全体の地図は渡されていなかった。
美瑛町などによると、遊歩道は簡易舗装され、人が迷うことは少ないという。
現地は23日午前1時時点で、晴れており気温17度。高橋君は半袖のTシャツにジャージー姿だった。
旭川東署員ら約60人態勢で捜索している。
国立大雪青少年交流の家は、大雪山系・十勝岳(2077メートル)のふもとにあり、周辺には森が広がっている。