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高倉健さんが死去「網走番外地」「鉄道員」映画「網走番外地」「幸福(しあわせ)の黄色いハンカチ」「鉄道員(ぽっぽや)」などで男気のある寡黙な人物を演じ、「健さん」と親しまれた日本映画界のスター、国際的にも活躍した高倉健(たかくら・けん、本名・小田剛一=おだ・ごういち)さんが、10日午前3時49分、悪性リンパ腫のため東京都内の病院で亡くなりました。 事務所が18日発表した。83歳でした。近親者ですでに密葬を済ませました。 福岡県中間市生まれ。明治大商学部を卒業後、東映に第2期ニューフェースとして入社。 昭和40年代、「網走番外地」や「昭和残侠伝」などのシリーズで、東映の任侠路線のスターとして爆発的な人気を得ました。 また映画の主題歌をみずから歌い、「網走番外地」や「唐獅子牡丹」は大ヒットしました。 昭和51年に東映を退社したあと、「幸福の黄色いハンカチ」で不器用な生き方しかできない刑務所帰りの男を演じ、国内のさまざまな映画賞で主演男優賞を受賞しました。 硬派でシリアスな演技を得意としているほか、コマーシャルで使われた「不器用ですから」のセリフが代名詞的な存在になるなど、謙虚な人柄が多くの人に共感を与え、男女の別や世代を超えて人気を博しました。 さらに「鉄道員」でモントリオール映画祭の主演男優賞を受賞するなど、国際的に知名度の高い日本を代表するスターとしても活躍してきました。 こうした功績が評価され、平成10年に紫綬褒章を受章したほか、平成18年には文化功労者、そして平成25年に文化勲章を受章しています。 高倉さんはおととし、降旗康男監督の映画「あなたへ」で、6年ぶりに映画に出演して注目されました。 所属事務所によりますと、高倉さんは次回作の準備の途中で体調を崩し、入院して治療を受けていたということですが、容体が急変し今月10日午前3時49分、東京都内の病院で悪性リンパ腫のため亡くなりました。 ◎気仙沼の被災地のがれきの中を歩く少年の「一枚の写真」が私の目を釘付けにしました。~ 高倉 健氏の手記より(コチラくりっく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.11.18 19:00:08
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