2018/02/23(金)07:00
SL大樹
こんにちは、にーちゃです。
今回は去年8月に約50年ぶりのSL運行を開始した「SL大樹」をご紹介します。
にーちゃが初めて会ったのは5月のまだ運行前の試運転の時期でした。
母が千葉から遊びに来るとき、いつも特急スペーシアに乗ってくるんで、その時は栃木駅で合流して鬼怒川へ行ってみようということになったんです。
母もどちらかというと鉄道旅が好きみたい
特急スペーシアで景色の移り変わる車窓を眺めながら、鬼怒川温泉駅に差し掛かったところ、青い見かけない車両が目に飛び込んできてビックリしました!
ピカピカのきれいな14系客車でした。
なんでこんなところにいるの?
南栗橋か下今市にいるんじゃなかったっけ?
と、駅に着いて降りると・・・・、
ああ!SLのあの匂いが!
そうです!試運転してたんですね
もう、おもわず興奮しちゃいました。
これがそのとき撮った写真です。
携帯で撮影したんでちょっとね
その頃はまだヘッドマークは装着してませんでした。
まだ整備されたばかりで車体はきれい。
転車台も完成していて、旋回試運転中~。
そして別の日の試運転では、
「大樹」のヘッドマークが。
このSL大樹で使用される、C11型207号機をさらっとおさらい。
このSL、少し変わってます。
2つのヘッドライトの配置です。
それが蟹の目に似ていることから「カニ目」という愛称で呼ばれてるんです。
じ~っと見ていると真っ黒い蟹に見えてくるかも
もとはJR北海道で、SLニセコ号、SL冬の湿原号で171号機とともに活躍していました。
でも、軸焼けを起こしたとかで一時休業して整備して復活したそうですが、主な運行であったSLニセコ号が廃止となり、171号機の補機として待機していたそうです。
蒸気機関車にとって軸焼けは死活問題になりかねない事ご存知ですか。
軸焼けとは、動輪の軸とその軸受けとの間で、回転による摩擦熱が発生する不具合です。
本来は軸と軸受けの芯が合っていて、潤滑油を差しておけばそれほど熱は持たないらしいのです。
でも、軸受けの土台の歪みや、軸受けに異物が入ると抵抗が増して熱が発生して、その熱で油が焼けて潤滑機能が失われてしまうんです。
そうすると軸受けが溶解して固着しちゃうんです。
例えていうと車のエンジン焼けと同じですね。
一番怖いのが土台の歪みと言ってました。
歪みの起因はたいてい亀裂だそうです。
それがあったら当時は廃車になったんだって。
いまでは技術も進歩してなんとか修復できるみたい。
SLやまぐち号のC57-1が直ったんですから(テレビで放映してた)
そんな困難を乗り越えたC11型207号機。
あらたに鬼怒川で運行することになりうれしいです。
で、やっと土日の休みが取れて予約しました!
でも、故障トラブルで「SL大樹」じゃなくて、「DL大樹」として運行になっちゃった。
そのときの写真です。
ふだん見ることのない珍しい車両だから、注目されてます!
このDLはDE10型で、真岡鐵道と同じ機種です。
SL大樹に連結されるDE10-1099はJR東日本から譲渡されたDLで、なんと、おおみや鉄道ふれあいイベントに展示されていた車両なんです。
それだからか、見た目の印象がまったく違うんです。
にーちゃにはボディの配色がなんとなくお召しカラーっぽく見えるんですね。
自動車のような光沢のあるボディ、運転室の窓の間にある半円筒形のところがシルバー。
ちょっと気品のあるカラーです
ヘッドマークの円周の金色がすごく冴えてます。
そして車内販売で名物SL大樹の、
黒いアイスを食べました(これ、お勧めです!)
SLに乗れなかったのは残念だけど、このDL大樹もなかなか楽しかったですよ
SLの影になりがちなDLですけど、気品のある色合いがとっても良かったです。
土日祭日がSL大樹なら、平日はDL大樹を運行して欲しいな
だって平日でも鬼怒川温泉に観光に来る人いるんだもん。
毎日じゃなくても2日おきぐらいで。
そうすれば、1泊しに来てる人、行きか帰りに乗れて楽しめるからね
ちなみににーちゃ、地元なのにたま~に1泊しに行きます
もちろん乗り鉄で!(車で行くほうが早いんだけどね)
と、東武鉄道の「SL大樹」をご紹介しました。
故障トラブルで運行できない時があって心配するけど、
がんばれ!大樹!
では、これにて、おしまい