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カテゴリ:愛の子健康・医療
不思議なもので
既製品も手作り品も 人間が携わるわけだから どれも手作りと言って言い訳なのに どこかで買ったパーツを使うとランクが落ちた気がするのはなぜ? 100%手作りを目指して 睡眠時間を削って 倒れて 救急車のお世話になったっけ、 あの頃は 味噌も、ジャムも、佃煮も、洋服も みんな どれも 私のブランドでなくては いやだった 狭いお庭は 家庭菜園と化し、 ワンルームリビングは 巨大食品工場 私の手作り薬草茶は 何処の誰も作っていない時代だったので 評判を呼び 月産1000個のお茶会社になってしまった 帰ってくる 小学生の娘の帰りを待ちわび 末娘にパートのママをあてがい 収入のアップとは裏目に 家事との折り合いは 悪くなっていった これまでおよそ縁の無かった カップラーメン に子供らの 命を託すようになり お金の為に わがままな世間の要求を 研究し、製品に生かすことで 処世術を見に付けていった気が付くと 薬草茶(健康茶)ののどかな風味も色合いも 必要としない人たちが (そして求めるのは薬効のみ) 私の主要客になっていたことに愕然とした頃 偶然にもこの世に一台の私の大切な機械が(薬草粉砕に不可欠) 壊れてしまったことをきっかけに その商いを畳んでしまった もともと 自営業者の家に生まれ 子供の時から製品製造のプロセスに関わっていたので タイミングとチャンスがあれば ふたたび 素朴な手作りの範囲で ブランドを立ち上げ 今度は 自分自身の楽しみの為に復活したいと思っている 今日この頃である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.05.13 11:59:00
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