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カテゴリ:わたしの悔路愚
知る人ぞ知る名品、Earth culture 1011です。
これは国産の大手ジーンズメーカー、Bobsonがその他のレプリカブランドに遅れをとるまいと90年代に立ち上げた、ヴィンテージレプリカラインの商品だったんですな。 品質の方はといえば、これがなかなか侮れなくって、XXを意識した「1001」なんかはドゥニームと同じ生地を使っているのではないか?なんて噂が出るほど肉厚でザラ感のあるデニム地。色落ちもすこぶる良くって、私はいまだに気に入って穿いている。 シルエットがちょっと太目な感があるので、今の時流には合わない感はまぬがれんけど。 でもまあ今夏に穿いてたら笑われる可能性の高いスキニーデニムよりはいいけどね。 そういえばコレもオークションで買ったんだな、確か。 と、まあ、そんな風に素晴らしい商品を世に送り出したEarth cultureなんですが、とにかく売れなかった(らしい) やはりどの世界にも売れっ子、モテるタイプと、実力はあっても埋もれていってしまう不幸っ子という図式が。 宣伝もしなかったという単純な理由もあろうが、元会社の持つイメージというのも購買層に影響していた気がするな。 なんせネコも杓子も50Sリーヴァイスのレプリカ、売れるのはそればッかりだったからな。 確かに私も、ふるかうんとじょんぶるごーうぇすとどにーむうぇあはうすしるばーすとーん、なんていうようなメーカーの物をよく買っていたし。あーすかるちゃーは知らなかったかもしれん。 でも今見るといけてるんだな、なかなか。 で、今回偶然この1011を見つけて、プライス的にも現行のヴィンテージレプリカの五分の一だし、シルエットは66をお手本にしてるから太すぎず綺麗だし、まあ買って損無しと。 あとはなんか不幸な生い立ちの子供はほっとけないような気がして。誰も貰わなきゃ私が貰ってやるよ、みたいな。 仲良くなる異性もそんなノリだから。ウオールフラワー。本当にいい娘はそういうもん。 そんなこんなでリジットで購入したのが一ヶ月ほど前、その後レングスを直したりしたから穿きこみ期間は実質2週間半といったところでしょうかね? それにしても! アタリが出るのが早い、ハヤイ。 もう気持ちがいいほどサクサク色落ちが進む。 これはインディゴの染め方なんでしょうかね? 最近では色落ちが早く進行するように染め方を研究してる物も珍しく無いけど、90年代に既にそれを成し遂げていたとは。 このまま行けば洗濯回数も月一で清潔、それでいて美色落ちの逸品に育つであろう。 素晴らしいぞ、Earth culture。壁際にひっそりと咲く花よ。君を選んで良かった。 ・・・でも、Union star Jeansはやっぱり買うけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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