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と、いうわけで、早速被験者であるParadise found3枚及び、Sun surfのロングスリーヴ一枚の皆さんを伴って近所のコインランドリーに行って参りました。 自宅にて熱湯(といっても60~70度位)に漬け、漂白剤等の入っていない椰子の実洗剤を投入、手でもみ洗い、しようと思ったんですが、考えてみれば(考えなくとも分かりそうなものですが)熱すぎちゃって手で揉み洗うなんてとても無理。 仕方が無いので少しずつ冷水を足しつつ、我慢が出来る熱さまで温度を下げて、洗いに望みました。 Paradise foundの3枚はかなり顔料落ちがあり、それが糊でない証拠にアロハの色身によって出てくる色にも微妙な違いが見られました。 ファクトリー出荷時に洗いをかけていない商品だということが見て取れます。 この時点でコインランドリー行きを少し躊躇う自分が。 なぜかと言うと、以前に紹介したアンセリウム柄のハワイアンも同じような色落ちを見せた後、天日で乾かしただけで行き丈4~5cmの縮みが出たというデータが私の脳裏を過ぎったからで、天日で4,5cm縮んだのならば、灼熱の高温タンブルドライなんて下手をすると着用不可なくらいの縮みが出てしまう恐れも考えられますし。 でも一度皆さんにお約束したことですし、ここでやめるわけにはいきませんからね、意を決してランドリーに赴いた次第です。 人気のないランドリー到着後、乾燥機に¥200を投入、十分間100円ですから20分回すことに。 レーヨンのシャツ、合計4枚を同時に乾かした訳ですが、20分で完璧に乾きあがりました。 この間、シャツのボタンが奏でるパーカッシヴなノイズを聴きながら、被験者4枚の状態を親身になって何度も覗き窓から確認をしつつ、アロハの女神にジャストサイズへの祈りを捧げ続けたのが功を奏したのでしょう、取り出してみると異常な縮みは出ていない様子。 そそくさと帰宅、たった今被験者のサイズ計測が完了しましたので結果報告差し上げます。 Paradise Foundのハワイアン、レーヨン100%、オーバープリント2枚と抜染一枚。 実験前 肩幅 48cm 身幅 58cm 着丈68cm 袖丈 20cmが、 実験後 肩幅 45cm 身幅 56.5cm 着丈 66.5cm 袖丈 20cmと、変化しました。 数値で見ると肩の縮みが一番大きく出ているのが見て取れます。これはメーカーによって、または生地の使い方によって異なると思いますが、P.Foundのアロハはかなりの縮率です。 これによって若干落ち気味だった肩のラインもジャストサイズに。 一番心配だった丈が以外にも思ったほど縮まずこれも丁度の長さで落ち着く。1.5cm。 着用してみるとフロントの方がバックより若干上がり気味のシルエットに。 シャツの脇も少し締まった感じの着用感。もともとシャツの中でもハワイアンはゆとりがあるデザインですからこれも良い感じにおさまりました。 袖丈は以外にも変化無し。生地の取り方が横向きに使われているためだろう。そのためほんの少しアームホールが締まった感あり。 上記の数値はオーバープリントのもので、抜染のアロハの方はもう少し縮みが大きかった。 実験前のサイズは上記の物と同じ。 実験後 肩幅 45.5cm 身幅 55cm 丈 65cm 袖 19.5cm ほとんど変わらないような気もするが、丈の変化は大きく、約3cm縮んでいる。 着用感はオーバープリント物とさほど変わらず。全体的に締まった感じ。 私がSun Surfなどの日本製アロハを選ぶ場合、Sサイズだとジャストすぎて少し窮屈な感じがするし、Mだと若干のだぶつき感があるのでいつもサイジングに迷うのだが、今回の実験で多少の大きさならジャストサイズにまで縮めることが出来るという結論に至る。 そして今回実験したもう一枚のロングスリーヴ(サンサーフ)も、いい感じに仕上がりました。 こちらは既に一度、水洗い&天日干しにてサイズが縮んでいますので、元のサイズは不明なのですが、今回乾燥機にかけたことにより、更に各部位で1cm前後の縮みが出ました。 長すぎた感じの袖丈が、肩幅1cm+袖丈1cmの縮みが出たことにより、かなりいい感じになりました。ついでに袖のボタンの位置も付け替えた為、だらしない感が払拭されて◎ いかがでしたでしょうか、皆さん? レーヨンの天敵である乾燥機も、使い方によってはジャストサイズへとアロハを変化させるマジックボックスになるということがお解かりいただけたでしょうか? でも、私の場合は成功したからいいですけど、鵜呑みにして自分のお気に入りのハワイアンを被験者にすることは危険ですからお勧めしません&ご自分の責任で。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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