2005/06/04(土)00:48
抱き癖
うちの赤ちゃん、さくちゃんには、
すっかり抱き癖が付いています。
抱き癖というと、悪いイメージがあるようですが、
私は、抱き癖、いいじゃない!というタイプ。
生まれてまだ間もないのに、
「抱っこが好き」
「抱っこされていると気持ちいい」
という事がわかるなんて、素敵じゃない。
さくちゃんが泣いたら、おむつを見て、汚れていたら交換し、
お乳が欲しい様に見えたら、お乳をあげて、
それでも泣いていたり、機嫌が悪かったら、抱っこしている。
育児書に、抱き癖をつけないために、
「抱いてやりたい気持ちにかられながら我慢するのは、つまらないこと。」
と書いてあり、「ウンウン!」と思った私。
泣いていたら、抱っこしてあげたくなる。
普通の感情。
そして、赤ちゃんも落ち着いてくれるのなら、良い事じゃない、ねぇ。
赤ちゃんは、いつまでも赤ちゃんのままではいない。
ぐんぐん成長していって、その内、抱っこしたくたって
「いやー」と言って、逃げるようになる時が来る。
抱き癖が付くと、確かに大変だけど、
さくちゃんに抱き癖が付いているんじゃなくて、
親である私やかっちゃんに抱き癖が付いている・・・そう思っちゃうこの頃。(笑)
ほ乳類の中で人間ほど未熟なままで生まれてくる動物はいないそうです。
原因は脳の大きさにあります。
動物としての完成品で生まれてしまうと、その脳の大きさから産道を通れなくなってしまうからだそうです。
産道を通れるぎりぎりの期間が妊娠から10ヶ月。
そのため、誕生してもなお赤ちゃんは母親の胎内で行うべき成長を続けていかなければならないのです。
未熟な自分を守るため赤ちゃんには、鋭い聴覚、嗅覚、触覚が備わっていますが、これは自分の母親を認識するためです。
母親が日頃の子育ての中で赤ちゃんを抱きしめたり、声をかけたりという五感を刺激することが不十分なために、サイレントベビー現象が起こると考えられます。
赤ちゃんが母親を認識するためには肌と肌の触れ合い、すなわちスキンシップが非常に大事なのです。
スキンシップが何故重要なのかというと、赤ちゃんにとって触覚が一番の情報収集手段だからです。
それによって、自分の言いたいことを、泣いたり笑ったりして表現しているのです。
だから、肌と肌のふれあいが希薄になると感情の表現が出来なくなってしまうのです。
そのため、赤ちゃんが3歳くらいになるまでは、母親がいくらスキンシップをしても、し過ぎると言うことは無いってことらしいです。
スキンシップって大事ですね。
・・・と文字を打っている私の腕には、さくちゃんが抱かれている。
時には、お乳を吸っていたりもする。
寝心地悪くても、ぬくもりって、安心できて気持ち良いものなんでしょうね。
3月11日 生後21日