テーマ:家を建てたい!(9806)
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上の写真がジャンカです。コンクリートが分離して、粗骨材の周囲に モルタルがうまく廻り込まなかった時、発生します・・ 上記の例はそんなにヒドクないので、露出している砂利をハツリ取り、無収縮 モルタルで仕上げます。 ヒドイ状態ですと、鉄筋が見えたり豆板だらけの場合があります・・ この場合、完全にハツリ取り、硬練りコンクリートで打ち変えます。 何故このようなジャンカが出来るのでしょう?? 鉄筋コンクリートの場合、落下高さの影響で材料の分離が考えられますが、住 宅の場合せいぜい60センチくらいです・・ 鉄筋が密集している所や設備配管がある所、風窓の付近でコンクリートが廻り にくい所が危険です・・ コンクリートが軟らかい程廻りやすいのですが、水セメント比は決まっていま すし、軟らかすぎると逆に分離してしまいます。 一般的に打設時に高周波バイブレーターを用います。間隔は60センチ以下時 間は10秒~15秒程度加震します。よく長く加震するとコンクリートが回り 込むと思っている方がおりますが、コンクリートが分離するだけです・・ 同様に型枠や鉄筋に接触させて過大で不要な振動を与えないように注意しま す。 木造の基礎の場合、高さがありませんのでバイブレーターを使わなくても、大 丈夫です、木ズチで良く閉め固めれば普通は問題ありません・・ ジャンカが出来た場合は、コンクリートが硬すぎたり、加震不足、鉄筋のアキ が少なかったり職人の経験不足・・でも一番は監督の指示及び確認不足が大きいですね・・ 上の写真がコールドジョイントです・・ほぼ固まりかけた・または固 まったコンクリートに打ち足すと発生します。打設高さが高い場合コンクリー トの横流しは分離を起こしますので、何週かに分けて打ち増していくのです が、この時時間が掛かり過ぎたり、バイブレーターで一体化出来なかった事が 原因です。 木造の場合上の絵のような立ち上がりの打ち継ぎが問題となります・・出来れ ば下の写真の様に一体型に打ち込むのが理想です。 この方法は、立ち上がり枠の固定が難しい為避ける業者さんが多いですが、本 来は一体化させる為、理想的な工法です・・ 出来ない場合、打ち継ぎ部に漏水処理を施す事とレイタンス(セメント・砂の 不良の混合物だと思って下さい(^0^)・・)を除去しなければなりません ・・ コンクリートのヒビ割れです・・ ひび割れには大きく分けて2種類あります・・ひとつは、ヘアクラック と呼ばれる収縮によるもので、問題ありません。字の通り髪の毛くらいのヒビ です。 もう一つが構造クラックと呼ばれるもので、構造耐力上問題がありま す。無収縮モルタル・合成樹脂系コーキング材・エポキシ樹脂などで補強が必 要です。 2mmくらいのヒビをみたら専門家に相談してみましょう・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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